「フードロスレストランひろしま」での活動の様子をご紹介します！

　10月1日（日）に、広島市環境局中工場エコリアムにて「フードロスレストランひろしま」が開催されました。

　「フードロスレストランひろしま」は、流通の過程で廃棄されてしまう⾷材や、家庭で廃棄されがちな⾷材を想定し、捨てられるはずの⾷材を”美⾷”に⽣まれ変わらせることで、⾷品ロス問題への意識を⾼めるきっかけをつくる啓発イベントです。当日は、フードコーディネーターの烏田いづみ先生が考案されたオリジナルコースメニューが提供されました。

　このイベントに、人間栄養学科3年生10名と2年生2名の合計12名が参加し、前日は料理の調理補助、そして当日は食事提供スタッフとして協力させていただきました。

　　【「フードロスレストランひろしま」オリジナルコースメニュー】

　前日9月30日（土）は、ガストピア祇園（広島ガス株式会社）のキッチンスタジオにて、フードコーディネーターの先生方のご指導の下、デザート以外のコース料理4品の調理補助を行いました。

【調理前の各料理の打ち合わせの様子】

【前菜2品の準備】

【スープの準備】　　　　　　　　　　　　　　　　

【メインディッシュの準備】

　先生方から「上手にできたね！」とのお褒めのお言葉をいただき、真剣に作業しながらも学生達に思わず笑みがこぼれていました。

　その後、広島市環境局中工場に移動して、リハーサルに参加しました。広島市環境局中工場は通常、食事を提供する場所ではありません。当日会場となるスペースにはさまざまな工夫がなされ、野外レストラン形式で「フードロスレストラン」が開催できるように設営されていました。

　10月1日（日）の当日は、朝早くからの打ち合わせ後に、盛付・配膳チームと食事提供スタッフチームに分かれて作業を開始しました。食事提供スタッフチームは、株式会社EVENTOSの社員様にテーブルセッティングや接客サービスをご指導をいただき、約30組のお客様に真心を込めてお食事が提供できるように入念に準備しました。

【開場前の準備の様子です】

　いよいよ食事提供です。多くのメディアが取材に来られ、とても緊張した中でのサービスとなりました。

【テーブルサービスの様子です】

【盛付・配膳スタッフも大活躍！】

 イベント終了後は、お客様お一人お一人にお土産をお渡しし、感謝の気持ちを込めて全員でお見送りしました。

【参加学生の感想をご紹介します！】

Aさん：前日から準備を重ね、当日にはお客様が、私たちが提供する料理やおもてなしに笑顔になり満足して下さる姿を見て、大きな達成感とやりがいを感じることができた。また、協賛企業の方々の連携体制やイベント運営の様子を見て、私たちが社会に出た際に必ず役立つ貴重な経験を得られたと感じた。

Bさん：調理や料理の提供など、二日間とても忙しかったが、そのような中でも、お客様の笑顔を拝見し、様々な職種の方と関わらせていただいたことで、活動を終えた今、とても楽しい時間を過ごせたことを実感している。この活動を通して、食品ロス問題に関する知識を深めつつ、食材の活用の仕方、食品ロス削減のために私たちが取り組むべきことを学ぶことができ、とても良い経験になった。

Cさん：フードロスレストラン活動に参加してみて、多くの方と関わり、下準備や打ち合わせなど様々な準備を行いお客様をお迎えすることができて良かった。当日は盛付けを担当。盛付けは、綺麗に、スムーズに行うなど、これまで授業や実習で身につけた力を発揮することができた。実際に食事提供サービスを行うことはなかったが、打ち合わせの際にサービスはどのように行うのかをお聞きすることができたので、サービスに関する知識も得ることができた。またこのような機会があれば、今度はサービスにも挑戦してみたい。提供メニューを試食させて頂いたが、捨ててしまいがちな食材をこんなにも美味しく料理することができることに驚いた。調理方法を工夫すれば食べられるのに、捨ててしまっていることに対して、大変勿体ないことをしていると実感した。食品ロス削減に対する意識が高まった。今回の活動を通して様々な体験ができ、学ぶことも多く大変良い経験となった。

※関連記事は、以下のリンクからもご覧いただけます。

●「フードロスレストラン」オフィシャルサイト

世界初!? 食品ロスを美食に変える野外レストランイベント (foodlossrestaurant.com)

●文教公式WEBマガジンサイト「ココロザス」

cocorozasu（ココロザス）WEBマガジン | 広島文教大学