学長挨拶

現代社会と地域社会のニーズに応え、
新しいステージの教育に踏み出します。

取り巻く世界は大きく変化している

開学以来50有余年、広島文教女子大学は、創設者 武田ミキの唱えた教育理念「心を育て 人を育てる」に導かれつつ、真実に徹した堅実な女性の育成に努めてきました。幾多の困難を乗り越えながら積み重ねてきた教育実践と研究活動は、例えば全国屈指の成果を誇る公立小学校教員採用試験結果にも顕著なように、有為な人材を多数輩出することによって、社会的に高い評価をいただいています。しかし、開学からの半世紀で、私たちを取り巻く世界は大きく変化しました。少子高齢化社会、男女共同参画社会など、従来の価値観や物事の進め方では解決の糸口を見出しえない課題が、私たちの目の前に次々と立ち現れてきます。さらに、高度情報化やグローバル化にさらされる現代にあっては、私たち一人ひとりの生活が他者との関わりなしに存立しえないことも、もはや明白なものとなりました。

開学以来の大きな改革に挑戦

平成31年(2019年)4月、こうした社会情勢の変化を受けて、広島文教女子大学は開学以来の大きな改革に挑戦します。初等教育学科を人間科学部から独立させて教育学部とし、従来の人間科学部とあわせて2学部体制に移行します。またこれに伴って、この2つの学部に男子学生も受け入れることとしました。大学の名称も、「広島文教大学」と改めます。この改革によって、単に教育と研究の領域が広がるだけでなく、女子学生と男子学生とが共に学び合い磨き合う、新たな人間教育の環境がこのキャンパス内に生み出されることになるでしょう。

伝統を継承しながら発展していく

私たちは、これらの改革をとおして、現代社会の諸情勢の変化に適切に対応しながら、地域社会との結びつきをいっそう強固なものとしていきます。そして、「心を育て 人を育てる」伝統の人間教育を継承しながら、志を立て夢の実現に向かう若者を支え、ともに歩む大学として発展し続けます。現代社会、地域社会の要請に応え、新たな教育のステージに踏み出す広島文教大学にご期待ください。

学長

広島文教大学 学長

森下 要治

1966年、島根県出雲市生まれ。
広島大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。
1997年、本学に日本中世文学担当講師として着任。その後、人間科学部教授、副学長を経て、2017年4月学長に就任。
学食の蕎麦が好き。