• 2024.1.24
  • 人間福祉学科

ソーシャルワーク実習指導Ⅰの様子

2年生が対象のソーシャルワーク実習指導Ⅰという授業の一場面です。この日は、この春休みに行われるソーシャルワーク実習Ⅰで高齢者施設・障がい者施設へ配属になった学生が、介護の基本を学びました。3年生の介護福祉コースの学生が協力してくれました。

はじめに、担当教員から「お世話」と「介護」の違いや、介護の基点である“安心・安全・安楽”についてなど、介助等の注意点も含め説明がありました。

教員による説明が終わった後、介護福祉コースの3年生が3つのグループに分かれて、介助のポイントを車いすや杖、ベッドなどを実際に使いながら2年生に指導しました。写真は3年生が2年生に教えている様子です。

ベッドの高さやベッド柵の適切な使い方、ベッド上での安楽な角度など丁寧に説明をしていました。

車いすはまず安全な操作方法やリスクについてしっかり説明したうえで、実際に段差の乗降の操作を体験してもらいました。種類の異なる車いすについても説明をしました。

そして最後に、杖歩行の介助です。まずは、椅子からの自然な立ち上がりについて説明を行いました。そして、杖の長さがもたらす影響や介助者側の立ち振る舞い・言葉かけの重要さなどを伝えました。

今回、介護福祉コースの3年生が協力により、学生主体で学びを共有することができました。学んだことを共有し実習やボランティアなどさまざまな場面で活かしていきます。3年生も上手に教えることができ、自らに知識や技術が身についていることが実感できたと思います。実習に行く2年生も実習前の不安が少しでも解消できたのではないでしょうか。学年間の交流も深まりとても充実した時間となりました。