学長挨拶

 

 開学以来50有余年、広島文教女子大学は、建学の精神「真実に徹した堅実なる女性の育成」と、創設者武田ミキの唱えた「育心育人」の教育理念に導かれ、真実に徹した堅実な女性の育成に努めてきました。この間に積み重ねてきた教育実践と研究活動は、例えば全国屈指の成果を誇る公立小学校教員採用試験にも顕著なように、有為な人材を多数輩出して、社会的に高い評価をいただいています。
 平成31年4月、社会情勢の変化を受けて全学で男女共学化し、大学名称を広島文教大学と改めました。また、伝統ある初等教育学科を人間科学部から独立させて教育学部を設置し、既設の人間科学部とあわせて2学部体制に移行することで教育と研究の領域を広げるとともに、女子と男子が共に学び合い磨き合う、新たな人間教育のステージに踏み出しました。
  私たちは、これらの改革をとおして、現代社会の要請に対応しながら地域社会との結びつきをいっそう強固なものとしていきます。そして、学園建学の精神に謳う「真実に徹する」「堅実である」という普遍の価値と「育心育人」の教育理念とを今後も継承し、志を立て夢の実現に向かう若者を支え、ともに歩む大学として発展し続けます。
学長

広島文教大学 学長

森下 要治

1966年、島根県出雲市生まれ。
広島大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。
1997年、本学に日本中世文学担当講師として着任。その後、人間科学部教授、副学長を経て、2017年4月学長に就任。
学食の蕎麦が好き。