第1回オープンキャンパスの学科イベントの様子をご紹介します

  • 2024.5.22
  • 人間栄養学科

第1回オープンキャンパスの学科イベントの様子をご紹介します

 5月19日(日)に第1回オープンキャンパスが開催されました。ご参加いただいた皆様、ほんとうにありがとうございました。

 

 今回の学科イベントのテーマは「パインアップルゼリーの生化学」ー生化学実験にチャレンジしていただきました。内容は、寒天(糖質)で作るゼリーとゼラチン(タンパク質)で作るゼリーを用いて、生パインアップルに含まれるタンパク質分解酵素のはたらきを知るというものです。それぞれのゼリーに生パインアップルの果汁をかけると、寒天(糖質)ゼリーの方には変化が見られませんが、ゼラチン(タンパク質)ゼリーの方はタンパク質が分解されてやわらかくなります。

 参加された皆さんからは「ほんとだ!ゼラチンゼリーはやわらかくなってる!」、「おもしろかった」という声があがり、実験を楽しんでくださっている様子でした。

 

【実験中の様子】

【生パインアップルを加えたときのゼリーの比較】

 

 ミニ体験・展示コーナーでは、「重さを当ててみよう!」をテーマに野菜や乾物、調味料の重さを当ててもらいました。高校生の皆さんは、野菜や果物を手に取り「難しい〜!」「これは絶対軽いんじゃない?」などと話しながら、挑戦してくれました。食品を手に取って事前に重さを予想し、実際にデジタル秤に乗せてみると、想像以上に重かったり、軽かったりと、驚きの連続。この重さの感覚、実は調理現場ではとても重要です。調味料を計量する時には「家庭科の授業以来、久しぶりに計量スプーンを使った」という声もありました。重さ当てを体験した後には、食材に関するクイズにも挑戦していただきました。

 

【ミニ体験コーナーの様子】

 

 

 個別相談ブースでは、学科教員が入試や学科の授業や実習について詳しく説明します。参加された方は質問しながら真剣にお話を聞いてくださっていました。また、3年生の協力学生が実際に学んだ授業について資料を手に説明している姿もありました。高校生の皆さんに少しでも人間栄養学科を身近に感じていただけたら幸いです。

 

【個別相談ブースの様子】

 

 ランチでは、キッチンカー米米さんと人間栄養学科4年生がコラボして調理・販売を行いました。販売したメニューは、4年生が考案した「ガパオ丼」です。メニュー考案のポイントは、①タイ料理の定番ごはん「ガパオライス」を丼にアレンジ、さらに地産地消にこだわり、安芸高田市産のもち麦を入れて炊いたご飯の上に広島県産の小松菜も使った具をのせたことと、②目玉焼きの上に、黒ゴマと糸唐辛子を使って ”ニコニコ笑顔” を表現したこと、の2点だそうです。

 初めてキッチンカーを体験した4年生は、「とても楽しく、貴重な経験になりました。来月も美味しいメニューを販売したいです」と、うれしそうに話してくれました。

 

【キッチンカー米米さんでのランチ販売の様子】

   

 

 次回のオープンキャンパスは、6/9(日)開催です。学科イベントでは、「管理栄養士の仕事を知ろう!」をテーマに、障害者福祉施設に勤務する卒業生が仕事の内容ややりがいについてお話します。また、体験・展示コーナーでは、3年生が取り組んでいる「循環型農業の実践」に関する展示と試食(小松菜蒸しパン)を行います。ぜひ、人間栄養学科のイベントにも足を運んでみてください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。