• 2021.3.1
  • 人間福祉学科

介護学内実習Ⅰが終了しました。

介護学内実習Ⅰが終了しました。

 

介護コース1年生の介護学内実習Ⅰが2月27日(土)で終了しました。実習最後の1週間の取り組みの様子をお伝えします。

 

多様な生活の場を知るという目的で施設に入居されている方に施設での過ごし方や1日の楽しみ、趣味などのお話をオンラインでお伺いしました。1年生にとって初めて行う取り組みだったため緊張した面持ちでした。自己紹介の場面では、文字の大きさや色の配色など工夫して作成した名札を画面越しに見ていただきながら入居者の方に伝えていました。学生はこの経験をとおし言葉だけでなく、どのようにしたら相手に伝わるかをグループで考えながらコミュニケーション方法を学ぶきっかけになりました。

 

また、介護現場で実際に働いている3年目の卒業生と、実習生を指導している8年目の卒業生にオンラインによる実習での取り組み方法や介護福祉士の役割などの話を伺いました。

 

卒業生は、入居者の過去や現在を知り、その人の暮らしを維持する方法や、未来も見据えて支援をすることについて話をしてくれました。また、当たり前の暮らしは当たり前ではなく1日を大切に過ごしていただけるようケアを行うことなど、事例を交えながら話をしてくれました。在学生からは、実習での取り組みで難しかったことや、ケア方法で疑問に思ったことについて、卒業生に質問をしている場面も見られました。卒業生にとっても、実習生の戸惑いやどのような学びが必要か再確認することで、実習指導の方法を改めて考える機会になったと言葉がありました。

 

そして、最後は実習発表会の準備です。学内実習や授業の学びをふまえて、利用者の思いや気持に寄り添った対応をグループで考えました。

発表会では昨年現場に実習に行っており、現在学内で介護実習Ⅲを行っている2年生からの質問があり、グループで協力し合いながら答えている場面もみられました。

 

 

1年生はこの2週間でコミュニケーション演習を繰り返し行いました。演習の様子は映像におさめ、他の学生の実践を見ることで自身の課題を見つけることができていました。また、振り返りの作業ではグループで行うことが多かったため、協力するということも身に付けられたようでした。

 

2年生は引き続き残り2週間、介護学内実習に取り組みます。1年生の皆さんお疲れさまでした。