広島肝友会の方との交流会

  人間栄養学科では、毎年12月に広島県肝友会連絡協議会(広島肝友会)の方との食事相談・交流会を行っています。12月16日(土)に開催された今年の交流会には、人間栄養学科伊藤ゼミの3年生5名が参加しました。広島肝友会は、肝炎・肝硬変の患者様とそのご家族の会で、年1回の総会の他、医療講演会、交流会、食事療法に関する相談会などの活動をされています。

  今回のテーマは、「減塩のコツ」。まずアイスブレークとして、“白いご飯にあう私の好きなご飯のお供”をお題に互いに自己紹介をした後、管理栄養士を目指す学生が　“あなたの塩分チェックシート”を使って、参加者の日頃の塩分摂取状況を確認しました。

  つづいて、“塩分チェック” の結果をふまえて、学生たちが「減塩の必要性や減塩のコツ」を紹介しました。最初は緊張しながらプレゼンテーションをしていましたが、“冷奴に醤油をかけるときの減塩の方法” など、打ち解けた雰囲気の中で「減塩のコツ」をお伝えすることができました。

  肝友会会員の方からは、日常よく使われる調味料の塩分含有量や乳和食などに関する具体的な質問もありましたが、学生たちは日頃の栄養学の学びを活かして対応しました。また同時に、食事相談に対応するためには幅広い知識が必要であることも感じた様子でした。

  実際に療養生活を送っておられる皆さまとの交流を通して、食に対する思いなどもお聞かせいただくことができ、貴重な勉強の機会となりました。