• 2022.12.27
  • 人間福祉学科

認知症サポーターステップ講座を行いました!

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令和4年12月21日(水)に本学にて認知症サポーターステップ講座を行いました。

認知症サポーターステップアップ講座とは、過去に認証サポーター養成講座(全学部全学科全学年を対象に受講可)を受講し、「講座で学んだ知識を生かしたい」「地域の中で認知症とその家族を支援していきたい!」という学生が、さらに認知症に対する理解を深め、地域の中でできることを一緒に考える講座です。

 

このステップアップ講座は3課程ある中の最終課程の講座で、12月21日に無事修了式を行うことができました。

 認知症サポーターステップアップ講座では、座学だけではなく、1人1か所、安佐北区の認知症カフェを訪れ、実際に利用されている認知症当事者やその家族、地域住民と関わる機会もありました。

 この21日(水)の最終講座では、実際に認知症カフェに見学してみての感想や今回の講座で認知症の方と関わる際に活かしたいことをグループで話し合いました。

認知症カフェといっても場所によっては認知症の方より地域住民の方が多かったり、プログラム内容が違うことが分かりました。異なる認知症カフェに行った学生同士で話を共有することが出来たため、グループワークでは、たくさんの意見が出ました。一部をご紹介します。

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 ・「認知症の方」としではなく、一人の人としてその方自身と関わることの大切さを感じた。

 ・認知症カフェを利用している方に「あなただから話したい」と思ってもらえるように関わりたいと思った。

 ・当事者だけではなく、当事者を支える家族もきちんと見て声掛けなどのサポートすることが大切だと感じた。

 ・作品作りのプログラムでは、皆さんが生き生きと作業をされていた。認知症の方だからといって選ぶ権利を奪うのではなく、小さなことでも自分で素材などを選ぶ経験の大切さを感じた。

 ・「認知症カフェ=マイナスイメージ」だったが、実際に行ってみて、認知症でない地域の高齢者の方が多く参加されていることを知った。地域の方が誘い合って集まる中で、顔なじみが増え、地域の中で明るく親しみやすい場所となっており、「認知症カフェに行く」というハードルが低くなっていると感じた。

 ・認知症カフェを通して、地域での顔なじみが増え、地域で暮らしていく孤立感がだんだんと消え、認知症当事者やその家族の居場所となっていると感じた

 ・プログラムには、認知症についての説明や対応方法、栄養指導などもあり、地域の方々にとっての予防の役割を担っていると感じた。

 ・実際に認知症カフェに行ってみて、利用者の方々が得意とすること(野菜作りや漬物づくり、制作等)を教えてもらいながら、一緒にプログラムを楽しみたいと思った。

 

 今回の学びを今後どのようにいかしていきたいかについてKJ法により意見を出し合い、グループごとで模造紙にまとめ、発表し、全員で共有をしました。

令和5年1月18日(水)には認知症サポーター養成講座を開講予定です。

ぜひ多くの学生に参加していただきたいです。