• 2022.12.27
  • 人間栄養学科

応用調理学実習で「広島県の郷土料理」を作りました

 12月23日(金)、2年生後期の応用調理学実習で広島県の郷土料理を作りました。献立は、もぶりご飯、美酒鍋、焼きサバのちしゃもみ、煮菜、団子汁の5品です。

 もぶりご飯は、炊いたご飯に干ししいたけ、ごぼう、にんじん,里芋などの野菜を混ぜ込んだ混ぜご飯。「もぶり」の名前の由来は、広島の方言で「混ぜる、混ぜ込む」を意味する「もぶる」であると言われ、地域により「もぶり」「もぐり飯」とも呼ばれます。

 美酒鍋は、鶏肉、砂ずり、豚肉、野菜を、塩、こしょう、日本酒のシンプルな味付けで食す鍋料理で、東広島市西条の杜氏が、酒造りの合間の空腹を満たすために考案したまかない料理が発祥と言われています。西条の日本酒を使用して調理しました。

 ちしゃもみは、初夏に収穫されるちしゃを使用した和え物で焼きサバを入れたちしゃもみは、田植え時等,多忙な時に簡単に作れるごちそうとして食されました。今回はちしゃの代わりにサニーレタスを使用して調理しました。

 煮菜は、大根、油揚げ、根深ねぎ、いりこをしょうゆの味付けで炒めたもので、忙しい農家で、手早くおいしくたくさん作れる日常のおかずとして愛されました。

 団子汁は全国各地にありますが、広島の団子汁は白みそ仕立てで白玉団子が入るのが特徴です。

 郷土料理は、自宅で調理や食べる機会が減っており、貴重な調理経験となりました。

 応用調理学実習では行事食の他にも、減塩食や低脂肪食、介護食などにも取り組んでいます。3年生で受講する給食経営管理実習での大量調理や、臨地実習に繋がる、色々な献立の料理や調理技術を更に学んでいきます。