教育学科1年生の「育心委員」が「学生企画」に挑戦!!

  • 2023.12.27
  • 教育学科

教育学科1年生の「育心委員」が「学生企画」に挑戦!!

 広島文教大学では,授業期間中,毎週水曜日の13時10分から13時55分までを「育心」の時間と定め,主体的な学びを支援するための時間としています。この時間を利用して,学生は,先生に学修面や生活面について相談しています。また,月に1回「プログラム育心」という全体で集まる機会も設けており,教育理念「心を育て 人を育てる」に基づいたプログラムを学年ごとに実施しています。

 

教育学科1年の「育心」テーマ「主体的な学び」「自律」「協同」

 

 今年度,教育学科1年は「主体的な学び」「自律」「協同」を学年目標としました。そのため,1年の「プログラム育心」では,学生が主体的に企画を考え実行する「学生企画」にチャレンジしました。「学生企画」は,学生の中から立候補してくれた育心委員を中心に進めていき,毎週集まって話し合いを重ねました。「学生にとって意味ある企画とはどのようなものか」という観点から検討を進めていき3つの目標をたてました。そして,その目標を達成するような企画を実施しました。

 

 

 

 

 

 

 

6月の目標
専攻・コースの垣根を越えた班編成を行い,学年全体での交流を深める
【企画 「定番を当てろ!」】

 

 

 6月は,「定番を当てろ!」を企画,実施しました。この企画は,出されたお題に対して1番「定番」だと思うものを班で話し合い,1番回答が多かった回答が「定番」となり,それを回答した全ての班にポイントが与えられるというものです。専攻の枠を超えて仲良くなることを目的としていたため,班は普段あまり話すことのない学生同士で構成しました。また,iPadのソクラティブというアプリを活用しインタラクティブな企画になるよう工夫しました。

 

11月の目標
「コミュニケーション力,協調性,表現力,想像力」を高める
【企画 「お絵描きゲーム」】
 11月は,「お絵描きゲーム」を企画,実施しました。この企画は,グループのメンバーの一人がお題を確認し絵を描き,残りのメンバーで相談しお題は何だったか当てるというものです。自然にメンバー同士の会話が生まれ,コミュニケーションが図られるよう工夫しました。

 

 

12月の目標
「班で団結して,協働する力」を身につける
「何気ない日常に耳を傾けることの大切さ」を感じる
【企画 「音楽・日常音イントロドン」】
 12月は,「音楽・日常音イントロドン」を企画,実施しました。この企画は,グループのメンバーで協力して音・曲のイントロクイズにチャレンジするものです。回答をiPadのアプリであるノータビリティに記述していきます。最終的に回答を集約し正答数を競うというものです。単なるイントロクイズではなく,学校現場のICT活用にも応用できるゲームになるよう意識しました。

 

 

 

 

 

◎学生はどの企画でも和気あいあいと楽しそうに参加していました。また,普段あまり話すことがない学生ともコミュニケーショがとれ充実した時間になったようです。

 

 

育心委員の振り返り
 

本番に向けて細かい計画を立て,着実に取り組む力がついたと思う。様々な場面や状況を想定して行動する必要があると感じた。他の人と一緒に一つのことを進めていくことはとても難しいと改めて感じた。自分がやればいいと思うのではなく,他の人にもっと頼ればよかったと反省している。急遽参加してくれた初等のクラス委員の人たちに、本当に感謝している。

クラス役員として,約一年の間携わってきたが,忙しいと考えつつも振り返ってみるととても楽しい時間だった。月ごとに分けられた班の友達と一緒に何をするのかを考えたり,考えたことに対しての準備をしたりと,とても充実した時間だった。

 

班の人たちと協力することで自分1人では考えられないような学生企画が考えることができとても面白かったし楽しかった。ただゲームをするだけでなくゲームを通して何を学ぶのか目的を決めることは大切だと感じることができた。

 

 

◎育心委員は,大学1年生にとってどのような力が必要か考え,その力が身に付くような企画を考え実行してくれました。今回の経験をこれからの学生生活にいかしてさまざまなことに積極的にチャレンジし,よい教育者へと成長してほしいと思います。

 【教育学科1年生チューターより】