- 2024.4.30
- 心理学科
1年生と4年生の授業の様子をお伝えします!

前期授業が始まってしばらく経ちました。
新入生にとっては、高校まではなかなか学ぶことができない心理学の学びがいよいよ始まりました。
必修科目「心理学概論」の授業では、心理学の基礎理論や多種多様な心理学の分野の概要を学びます。
一方で、本学に特徴的なカリキュラムとして、「アカデミック・スキル」「情報スキル」「ソーシャル・スキル」の3つのスキルそれぞれに対応した科目が1年生の前期に設定されています。
その一つである「ソーシャル・スキル演習」の初回授業の様子をお伝えします。
初回授業では、人と人との関わりに直接関係してくるソーシャル・スキルを学ぶ上で必要な、グループワークのための「グランドルール」の案を出し合う授業が行われました。
学生同士で協力して物事を進めるために必要な要素をグループで話し合ってもらった結果、
- 積極性 (意見を言う、役割を担う、作業を行う)
- 肯定的 (意見を尊重する、共感する、助け合う)
- 反応性 (笑顔、うなずき、あいづち、ありがとう)
の3つの要素が出てきました。いずれもコミュニケーションに不可欠な要素ですね!
グランドルールを決めるためのディスカッションの様子
他方、心理学を3年間学んできた4年生においては、より実践的で専門的な内容の授業が開講されています。
「心理アセスメントⅡ」の授業では、病院など実際の臨床現場で用いられる知能検査を施行できるようになるための練習を進めています。
学生同士で検査者役と被検者役を入れ替えながら、体験的・実践的に学びを深めています。
内容的には専門的なものであっても、知能検査や心理検査を実施するには相手に安心して受けてもらえるような関係を築くための「ソーシャル・スキル」が必要となりますし、こうした力は心理職の道に進む人だけでなく、就職活動で企業に勤めることを目指す学生にとっても重要な力となるはずです。
公認心理師を目指す先輩でもある大学院生も授業補助に入り、学びをサポートしています!
検査練習の様子
このように本学心理学科では、心理学の基礎や心理学を学ぶためのスキルといったところから、現場でも通用するような実践的なスキルに至るまで、心理学という学問を深めていくことができます。
心理学科で得た知識やスキルは広く様々な業界で通用する力となりますので、心理支援の専門家を目指す人ももちろんいますが、就職して多方面で活躍している卒業生も多くいます。
学生の皆さんも、前期授業が始まったばかりですが、引き続き頑張っていきましょう!