- 2024.12.6
- 人間福祉学科
衣服の着脱について学ぼう!

「生活支援技術Ⅰ」(介護福祉コース・1年生)の授業(2コマ続きの3時間の授業)を紹介します。
本日の学修テーマは、「衣服の着脱」についてです。
始めにDVDにて「衣服の着脱の介助」を視聴し、援助者・利用者それぞれの言葉や動作など、一連の援助方法を理解しました。
その後、資料により、衣服の着脱(着替え・更衣)により清潔を保つ目的、衣服を選択することの重要性、衣服の着脱のしやすさのポイント、衣服の着脱の基本的な方法(前開き式の衣服、かぶり式の衣服、ズボン)を確認しました。
次に、グループに分かれ、順番に援助者役、利用者役になり、実際に衣服の着脱(前開き式の衣服、かぶり式の衣服、ズボン)を行いました。
言葉かけも「本日、担当させていただきます**です。パジャマの交換をされるということで、お手伝いをさせていただきます。」「体調はいかがですか?」「このパジャマでよろしいでしょうか?」等から始まり、「ボタンをはずす時に難しいところはありますか?」「左(右)の肘を少し曲げていただき、パジャマを脱ぎましょう。」・・・「左(右)の袖から手を通しましょう。」「寒くはありませんか?」「着心地はいかがですか?」・・・等、一つひとつの援助のポイントを利用者役と確認しながら、一連の援助ができるように学修をしました。さらに、グループのなかで意見交換をし、より適切な援助ができるための方法を考えました。
最後は、援助者役、利用者役それぞれの立場から、「衣服の着脱」の援助について、注意することや配慮しなければならない点を記録しました。
1年生後期から始まった「生活支援技術」の授業ですが、4年生まで「生活支援技術」の授業は続きます。それぞれの学年で修得しなければならない知識や技術があり、技術テスト等の課題は多くあります。「介護福祉士」の国家資格取得をめざし4年間、学生同士で互いに協力しながら課題に取り組むことは、途切れることはありません。介護福祉士としての基礎的な知識と技術を取得し、利用者への適切な援助が実施できるよう、笑顔で過ごすことができるよう努力を続けていきたいと思います。