• 2022.2.21
  • 心理学科

内定者インタビュー(心理学科編⑤)

株式会社wevnal/人間科学部心理学科 M・Hさん(徳島県出身)

 

本学心理学科では、幅広い業界へと就職する学生がいるのが大きな特徴となっています。
内定者インタビューの第五弾として、東京のIT企業への採用が決まっている4年生のMさんに教員が直接話を聞きました。

 

本学を選んだ理由を教えてください

 はじめは「教育力の高い大学」と聞き、興味を持ちました。そこからいろいろと調べていくうちに、一人の先生に対する学生の数も多くなく、私に合った環境なのではないかと感じ、志望しました。

 

実際、文教に入学してみてどうでしたか?

 チューターの先生は定期的な面談を組んでくれましたし、授業担当の先生も、授業で分からないことを質問するとすぐ答えてくれたり、メールでの連絡も細やかに対応してくれたりと、気持ちにゆとりを持って勉学に励むことができました。

 また、私は大学生活の半分を寮で過ごしました。女子寮のみではありますが、他学科や他学年の学生とも仲良くなることができ、交友関係が広がりました。また、先輩に授業のことを聞くこともでき、寮だからこそ疑問の解消も手軽にできたのではないかと感じています。

 

内定先について教えてください

 インターネット業界においてマーケティング事業を展開するIT企業です。私は自分の決断が反映される環境で働きたいと思って就活を進めていました。内定先はインターンシップで1ヶ月実際に働かせていただいたところで、ワンフロアに社員だけでなく役員もおり、とても風通しの良い環境だと思いました。

 

学生団体を作って活動されているとも聞きました。そのことについても聞かせてください

 サークルなどで繋がりがあった他学科の同級生たちと「Unions」という団体を作り、「TSUNAGI project」と題して、大学内で集めた古着を地域の小学生たちと一緒にリメイクし、バザーに出品する、というプロジェクトを進めています。このプロジェクトは、SDGsについて気軽に楽しく学べる場を地域の人と作りたいという思いから発足しました。古着の回収も終え、小学校での告知なども予定を立てていたところ、残念ながら感染の状況で一旦延期となってしまったのですが、プロジェクトを進める中で集まった後輩たちに引き継ぎをしていつでも動けるよう準備をしてもらっています。

 

卒業論文のことについても教えてください

 私は「ファン行動の同担拒否における対人関係の在り方」という題名の論文を執筆しました。同担拒否とは、アイドルの同じメンバーを応援している(いわゆる「推している」)ファン同士が、お互いの交流を避けたり、お互いを攻撃したりしてしまうことを指します。研究の中で、同担拒否を行うファンの対人関係には、同担を拒否する一方で他のファンとの関係は積極的に広げていくパターン(回避・外向)型と、同担を拒否しかつ他のファンとも積極的にコミュニケーションをとらないパターン(回避・内向型)の2つのパターンがあることが明らかになり、前者の方がアイデンティティ形成が十分になされており、対人関係依存度が低いということが示唆されました。

 

最後に、後輩に向けてメッセージをお願いします

 就活をする際、必ずしも「何をどうしたい」と明確になっているとは限らないと思うのですが、実際に動いてみる中で、分からないことや不安なことが具体的に出てきて、そこから自分が何をしたいのかというのも明確になるのではないかと思っています。やはり、まずは何かアクションを起こすことが大切だと感じます。