- 2025.6.18
- 教育学科
オープンキャンパス_教育学科イベント“模擬授業”への道のり!学生の裏側大公開!

高校生のみなさん、保護者のみなさま。
令和7年6月14日(土)のオープンキャンパスにご来場いただきありがとうございました。当日は大雨の予報でしたが、予定通りオープンキャンパスを開催することができました。教育学科の学科イベントでは、幼児教育コースの学生による模擬保育、児童教育コースの学生による模擬授業、中等教育専攻の教員による模擬講義をおこないました。本稿では、児童教育コースの学生による模擬授業までの道のりについて紹介します。
当日の学科イベントにおける模擬授業では、小学校第1学年の音楽科「はくにのってリズムをうとう」を実践しました。授業者を担当したのは、音楽ゼミの4年生です。
(写真:模擬授業の授業者の4年生)
本学ではオープンキャンパス毎に多くの協力学生が参加をしています。主体的に協力をしたいと思ってくれている学生が大勢いることは、日頃から学生と私達教員が授業以外のところでも関わり、人間関係を築いてきたからだと自負しています。
音楽ゼミでは、5月のオープンキャンパス後から約1か月をかけて、この日の準備をしてきました。実際の小学生ではなく参加した高校生に小学生役をしてもらって模擬授業を行うわけですが、相手がどなたであろうと、学科イベントに向けて教育実習さながらの授業準備をおこなっています。
(写真:グループごとに言葉に合うリズムを順番に唱えて楽しんでいる様子)
(写真:紫色のTシャツを着た本学の協力学生と高校生のみなさんとの交流場面)
学生は日頃から、教育実習や教員採用試験等に向けて授業のない時間や放課後に学生同士で集まって自主的に模擬授業をおこない、授業をより良くしています。この取組は本学では通称“モギモギ”と呼ばれています。この度のオープンキャンパスに向けても、音楽ゼミの3年生と4年生が自主的に集まり、“モギモギ”を繰り返してきました。
(写真:グループ活動に協力学生が交ざりサポートしている様子)
当日の授業者は1人ですが、それまでの過程には多くの学生が力を合わせて1つの授業をつくっているのです。
授業者の4年生が「こんなにも時間をかけて模擬授業を作り上げたのは,3年次の教育実習以来だった!たいへんだったけれど本当に勉強になった。」と話していたことが印象的でした。実際に、当初の授業の流れからモギモギを重ねていくうちに、授業の進め方が大幅に変わっていきました。連日、遅くまで残って仲間と相談している姿をよく見かけたものです。教材を協力して作ったり、模擬授業について意見を出し合ったりして、協働する学生の姿こそ、本学の強みだと言えます。
(写真:歌に合わせて楽しくリズムをたたく様子)
このように、オープンキャンパスの学科イベントへの取組は、来場者のみなさんに見て学んでいただく機会のみならず、学生自身が授業力を高めていく重要な機会ともなっています。
学生たちが全身全霊で創り上げている学科イベントは、今後のオープンキャンパスでも予定されており、教科や保育の内容も毎回異なります。高校生のみなさんは、ぜひ何度も足を運んでいただき、様々な学生が頑張っている姿を見に来ていただけるとうれしいです。次回のオープンキャンパスは7月12日(土)です。みなさんのご来場を心よりお待ちしています。
(写真:音楽ゼミの学生。終わったあとのすがすがしい笑顔!達成感!)