- 2025.1.23
- 教育学科
仲間との絆を深めた音楽演奏会での経験

令和7年1月22日、凍えるような寒さが少しゆるみ、暖かな日差しが注がれたこの日。大学近隣にある広島市立可部東保育園の子どもたちを音楽演奏会に招待しました。企画・運営をしたのは、教育学科の幼児教育コースと児童教育コースの音楽ゼミの2年生と3年生です。
音楽ゼミでは、近隣の保育園や幼稚園の子どもたちに向けた音楽演奏会を定期的に開催しています。当日は、子どもたち・職員の方々を合わせて70名近くのみなさんが来てくださいました。
朝早くから学生は会場の掃除、リハーサルと、子どもたちを迎えいれる準備に余念がありません。約束の時間になると、学生は大学の西門までお迎えにいき、子どもたちを演奏会の会場まで案内しました。
『またあえたね。』
『楽しみに来たよ。』と子どもたちが口々にお話してくれました。
演奏会には音楽ゼミの2年生、3年生が出演しましたが、これまでの演奏会の企画・運営を中心となってまとめてきたのは、3年生です。
3年生は、2年後期、3年前期の演奏会を経験し、今期が3期目の取組となりました。今期の演奏会をもって、児童教育コースの3年生は教員採用試験に向けた学業に専念するため、演奏会の運営から身を引くことになります。
演奏会後の反省会では、児童教育コースの3年生が1人ずつ、『この1年半のゼミでの演奏会活動を通して身に付いた力』について後輩や幼児教育コースの仲間に伝えてくれました。
◼︎演奏会活動を通して、人への「魅せ方」を学んだ。このことを、実習前に体験できたことで、実習でも自信をもって人前に立つことができた。 ◼︎子どもたちがどうやったら喜んでくれるのかという視点を持ち続けることができた。 ◼︎小学校教員をめざしていると幼児と関わる機会はそうそうない。しかし、演奏会の経験を通して幼児と関わる機会をたくさん得られたことで、小学校の児童への関わり方にも繋がる話し方や問いかけ方が身に付いた。 ◼︎2年後期の初めての演奏会活動では、悔しい思いをいっぱいした。でも、そのおかげで同じ学年の仲間とコースを超えた絆が生まれ、今では何でも言い合える仲間になったと感じている。 ◼︎この演奏会活動への取組や経験が、他の授業において人前に立って模擬授業をしたり、自己表現したりすることへの抵抗感を減らしてくれた。教員になるという夢につながる経験を得られていると感じた。 ◼︎リーダーを経験し、協調性や自律性が身に付いた。さまざまな立場の人のことを想像することの大切さを学んだ。 |
当日は、いつも後輩の様子を気にかけてくれている4年生が大勢駆けつけて、演奏会を後方から見守ってくれました。音楽を通した人と人とのつながりを大切に、これからも音楽ゼミの活動は続いていきます。