- 2025.7.14
- 教職センター
教育実習に向けて~文教の特色と魅力~
3年次後期から開始する教育実習の直前説明会を行いました。
教育実習は、免許に応じて幼稚園、小学校、中学校・高等学校で行われます。説明会は校種別に行い、実習にかかわる手続きのほか、実習中の心構えや注意事項、事前事後学習の取り組みについて説明を行いました。
写真は、小学校実習の説明会の様子です。
全体説明会後、事後学習に向けてのグループワークを行いました。実習が実りあるものになるよう応援しています。
授業担当教員よりコメント
『“教育の文教”,教育実習のここが魅力!!!』
1.段階的な学びのプロセス
3年次の教育実習は、各学生の母校などそれぞれ違う実習先で行う場合が多いです。そのため、実習中は個人の自律性が問われます。3年次で急に実習を迎えて困ったり焦ったりすることがないよう、本学では1年次から観察実習の機会を設けたり、2年次では複数の学校での観察実習や学校現場でのボランティア活動等の実践的な学びを経験したりした上で、3年次の本実習に挑めるようにプロセスが組まれています。そのため、3年次の本実習に向けて段階的な学びを積み重ねて心構えをつくっていくことができます。
2.チームでの学び
本学では実習もチームで取り組みます。例えば実習前に、実習先が同じ都道府県や市・地区の近い学生同士で4~5名の小グループを作り、個人目標とは別にグループの共通課題を立てて実習へ行きます。実習後はグループで共通課題について協議を行い、実習報告会で発表をします。
このように、共通の課題意識をもって実習に臨み、個々の学びをチームに持ち帰ることで、チーム全体で教育観を広げたり深めたりしながら学びを豊かにしていくことができます。
3.実習指導を学校現場での教職経験のある教員が担当
大学での教育実習に関わる指導は、広島市の公立小学校での管理職経験のある教員や、国立大学附属学校での教職経験のある教員など、複数の教員で担当しています。このように学校現場での実務経験のある教員が指導に関わることで、経験を生かして教師の職務に関する具体的な事情や考え方についてリアリティをもって指導することを可能にしています。