- 2024.6.3
- 教育学科
広島文教大学教育学会を開催しました

5月22日(水)に広島文教大学教育学会を開催しました。教育学会とは,教育学科の前身の広島文教女子大学初等教育学科の卒業生に加え,教育学科の在校生・卒業生・教員等で構成される学会で,毎年,春に総会と講演会,秋に研究発表大会を開催しています。
講演会では,今年度より教育学科に着任された武田千絵講師が「UDLの枠組みをベースにした高等学校総合学科の生徒における話すこと[やり取り]の指導法の工夫について」という演題で講演いたしました。武田講師は,学校現場での指導の実際や教職大学院における教育研究の取り組みについても触れながらわかりやすく話しをされ,参加した学生はメモを取りながら熱心に聞いていました。学校現場の教師が教育研究に取り組むことの意味についても考えるきっかけとなったようです。
以下,参加した学生(1年生)の感想の一部を紹介します。
先生のご講演を聴き,就職がゴールではなく始まりだということがよく分かった。先生は授業を研究し,よりよいものへとするために日々研究していた。UDLの枠組みをベースに高校の総合学科の英語のスピーキング力を向上させたと聞いて驚いた。原因を追求したり色々試してみたりすることは良いことだと学んだ。私は個別最適な学びが総合学科で出来ていたのではないかと考えた。先生は研究を紙に残すことを行っているが,私たちも研究を紙に残して学んだ履歴が残るようにしたい。
武田先生のお話を聞き,教育者になるにあたって様々なことにチャレンジしていきたいと考えた。武田先生は実際の教育現場で子供たちと関わりながら,英語教育に尽力するだけではなく,教育委員会にも務めていた経歴を持っており教育に対してとても情熱にあふれた方だと思った。英語が苦手な子供ほどスピーキングを多く取り入れた学びが必要であり,子供たちの行動を研究していく事が大切だと感じた。
武田先生の教育に対する熱意と姿勢が非常に伝わってくる講演会でした。様々な現場を経験されて,そこで得た学びを自身の研究に発展させていくその姿勢に感銘を受けました。私も武田先生のような素晴らしい先生になりたいと思いました。
英語学習において,書くこと・聞くこと・読むことは高校生の頃に学習してきたが,話すことに焦点を当てた授業はなかったため,これから教員になる上で,今日の講演会の内容をしっかり活用していきたいと思った。また,課題研究の進め方についても学ぶことができたと思う。些細な疑問でも,先生のように研究として扱えるように進めていきたい。
なお,秋には研究発表大会を開催する予定です。多くの学会員のみなさんの参加をお待ちしております。