学生たちと研究したことが、論文として本に載りました

  • 2023.11.27
  • 教育学科

学生たちと研究したことが、論文として本に載りました

NO IMAGE

 1年生の授業科目の中に、教育学入門があります。そこでは、学生たちが研究というものに初めて向き合い、その基礎を身につけます。自ら興味を持ったテーマを選び、それを選んだ他の学生たちと協力して、私たち教員の指導の下で研究を進め、研究成果をレジュメにまとめていきます。研究報告会当日は、レジュメだけでなく、グループで作成したスライドも使います。発表後は質疑応答を行います。苦労しながらも、やり遂げた達成感は、何ものにも代えがたい、いい経験となっていきます。
 今回、その一つが論文という形となり、岡のご縁がある研究団体(雲石国語の会)の著書・『自覚的な表現者を育てる国語科授業の探求』今井出版(2023)に収めていただくことができるという幸運に恵まれました。その喜びも含め、学生代表を務めた難波みのりさんに、当時も振り返って、話してもらいました。顔写真とともに、ここにお届けします。

(教育学科 教授 岡 利道)

 

 研究グループを代表して 教育学科2年(当時1年) 難波みのり

 研究を通して大変だったことは、やはりアンケート調査でした。近隣の小学校の6年生に協力していただくことができました。全ての児童が説明文を嫌いだと決めつけるのは良くないと考え、アンケート調査の問い方や選択肢の表現に注意を払うようにしました。
 活字になったものを読んでみて、時間的な制約でできなかった具体例を示したり児童生徒の気持ちになって考えたりする部分がよくまとまっていると、手ごたえを感じました。

 

       (写真 学生代表 難波みのり)