第4回オープンキャンパス~人間栄養学科の様子をご紹介します!

  • 2025.8.15
  • 人間栄養学科

第4回オープンキャンパス~人間栄養学科の様子をご紹介します!

 8月9日(土)に、第4回オープンキャンバスが開催されました。

 午前中の学科イベントでは「ジビエは世界を救う!?ジビエの可能性を知ろう!」をテーマに本学科・佐名木ゼミの4年生がジビエについて、ミニセミナーを行いました。主にシカ肉とイノシシ肉に焦点をあてて、イノシシとシカによる農作物被害額の現状や、捕獲したイノシシやシカが食肉処理される割合が増えつつあることや、ジビエが以前に比べて身近な存在になってきていることなどをお話しました。また、普段食べている豚肉や牛肉と比べた場合の栄養価の違いやジビエを美味しく食べるコツなど、クイズも交えながら説明しました。

 ミニセミナーの最後に、参加者の皆さんにシカひき肉で作ったキーマカレーを試食していただきました。実際に食べてみると「クセがなくて美味しい」や「シカ肉ということは全然気にならない」などのお声をいただき、大変好評でした。

【学科イベントの様子】

 午後からの体験・展示コーナーでは、「顕微鏡で人体組織や食品素材を観察してみよう」をテーマに、1年生と3年生の協力学生から説明を受けながら、光学顕微鏡やデジタルマイクロスコープを使った観察実験を体験していただきました。食品素材の観察では、食塩・砂糖・化学調味料とその主成分となる物質や、粉末寒天、アガロース、米粉や小麦粉などの粉類を準備。高校生の方は、肉眼では見ることができない塩化ナトリウムやグルコースの結晶や米粉などの粒が一粒ずつ見えると驚いていた様子でした。アルファ化米の表面に小さな穴が空いており、糊化している状態がわかるなど、驚きの連続だったようです。

 アントシアニンの色の変化を実験していただくブースでは、赤しそシロップをかけたかき氷を使って色の変化を観察しました。赤しそにはアントシアニン色素の一種シソニンが含まれており、ベーキングパウダーやレモン汁を入れることにより色が変化します。「青色に変わった!」などの声も上がり、協力学生とのおしゃべりも楽しみながら試食していただきました。

【かき氷実験の様子】

 その他にも、二塩化メチレンの気化熱を利用して作る人工雪の結晶や人体組織の顕微鏡観察、オクラやつるむらさきなどの野菜の表面を観察していただくなど、盛りだくさんでした。ご参加くださったみなさまには、顕微鏡観察の面白さを感じていただけたのではないかと思います。

【人工雪の結晶を観察する様子】

【野菜の表面をデジタルマイクロスコープで観察】

 暑い中をご来場くださったみなさま、ありがとうございました。次回のオープンキャンパスは、8月23日(土)です。多くの方のご参加をお待ちしております。