- 2025.6.16
- 人間栄養学科
「ひろしま食の手帖」のプロジェクト~アスパラガス農家訪問編~

今年度も、人間栄養学科の2・3年生6名が学生ボランティアとして「ひろしま食の手帖」のコラム執筆やレシピ考案に参加しています。広島県の食材への理解を深めるため、今回は食材の一つであるアスパラガスの生産者を訪問しました。
【アスパラガス畑の様子】
訪問先は、世羅町でアスパラガスを栽培されている仁科さんの畑です。まず、仁科さんから、アスパラガスの旬や収穫のタイミング(午前と午後の1日2回)などについて詳しく教えていただきました。
3反(約3,000㎡)の畑で、1日あたり約15kgのアスパラガスが収穫できるそうです。旬は春と夏で、それ以外の時期には、翌年もおいしいアスパラガスを育てるために、畑の表面に残った葉や茎を焼くことで病害虫対策をされているそうです。
【アスパラガスの収穫体験の様子】
学生たちは実際にアスパラガスの収穫も体験しました。専用のはさみを使って、出荷時にテープで束ねて長さを揃えるために市場で見かけるものより少し長めに切り取るのがポイントです。
【出荷作業も体験しました!】
収穫後は、出荷までの工程について説明を受けました。専用の機械でアスパラガスを重さごとに選別し、出荷単位の重量に合わせてテープで束ね、長さを揃える作業も体験させていただきました。
多くのアスパラガスを整えて出荷する作業は想像以上に大変で、学生たちは農家の方々のご苦労を改めて実感していました。また、形が曲がっていたり、不揃いなアスパラガスは市場に出せないという商品化の厳しさも思い知らされました。
最後に、とれたてのアスパラガスを試食。穂先と根元で風味が異なることに驚き、あまりのみずみずしさに感動しました。
今回の体験を通じて、学生たちは食材への理解を深め、今後のコラム執筆やレシピ開発に、より一層想いを込めて取り組んでくれることと思います。