• 2024.12.11
  • 人間栄養学科

広島肝友会の方との交流会を行いました

  人間栄養学科では、毎年12月に広島県肝友会連絡協議会(広島肝友会)の方との食事相談会や交流会を行っています。広島肝友会は、肝炎・肝硬変の患者様とそのご家族の会で、年1回の総会の他、医療講演会、交流会、食事療法に関する相談会などの活動をされています。

 

 今年12月7日(土)に開催された交流会に、人間栄養学科・伊藤ゼミ(臨床栄養学)の3年生5名が参加しました。

 今回の交流会のテーマは、「野菜の秘密!〜おいしく食べましょう〜」でした。はじめに “好きな野菜”を話題に互いに自己紹介をした後、管理栄養士を目指す学生が “1 日に必要な野菜の量と野菜の栄養価や期待される効果” などを説明しました。また、参加者の方に野菜摂取状況の現状をお聴きし、手軽に野菜が摂れる料理を紹介しました。

 

【交流会の様子】

 

 続いて、学生が準備した “野菜計測コーナー” では、フードモデルを使って1食や1日に必要とされる野菜の量を測る体験をしていただきました。参加された方は、普段の食事場面を想定しながら計量されていました。意外に量があることに驚かれましたが、小鉢料理だけでなく、付け合わせや汁物にも野菜を取り入れると摂取目標量を達成しやすくなることに納得されていました。

 

 今回は、参加された方から療養生活の体験談もお話しいただき、学生たちは熱心に傾聴していました。

   学生からは、「参加者の方が長い間抱えてこられた気持ちや考えを教えていただき、大変勉強になりました。」、「日常の食事に関する疑問などを直接お聞きすることができたので、今後はこうした疑問に答えられるよう、さらに勉強に励みたいと意欲が湧きました。」、「私たちが発表している間もメモを取りながら真剣に聞いてくださり、とても嬉しかったです。」「クイズや計量の際も場を盛り上げてくださり、楽しい雰囲気の中で交流会を実施することができました。」などの感想がありました。学生たちは、今後さらに食事療法に関する知識や疾患への理解を深めていく意欲を新たにしたようです。

 

 広島肝友会の皆様には、貴重な交流の場を設けていただきありがとうございました。