「安佐町防災フェア」で味噌汁の炊き出しと無料配布を行いました

  • 2024.6.25
  • 人間栄養学科

「安佐町防災フェア」で味噌汁の炊き出しと無料配布を行いました

 6月16日(日)、コムズ安佐パーク(安佐北区安佐町飯室)で「安佐町防災フェア」が開催されました。人間栄養学科からは3年生6名が参加し、学生が考案した「ツナ缶入り具沢山味噌汁」を150食調理し、来場者へ無料配布しました。

 この活動は、安佐北区役所地域起こし課より「備蓄食材等を使用した汁物を考案して、炊き出し調理・配布をしてみませんか」とお声かけいただき、4月下旬からメニュー考案に取り組んできたものです。参加学生1人ずつが異なる視点で様々なレシピを考案しましたが、たんぱく質源となる「ツナ缶」が、災害時にはランプとしても使用できる点に着目し、備蓄食材だけでなく日頃家庭でストックしている食材を多く取り入れた「ツナ缶入り具沢山味噌汁」のレシピを完成させました。この味噌汁のポイントは、①切干大根の戻し汁をだし汁として使用し、塩分控えめであること、②10種類(魚類・野菜類・いも類・きのこ類・豆類・海藻類)の食材を使用していること、③いろいろなアレンジができる(他の魚の水煮缶を使用する・旬の野菜を使用する等)こと、の3点です。来場者の方にも自宅で作っていただけるようにレシピカードを作成したり、看板を作ったりと当日に向けて準備してきました。

 

 現在、3年生は学内で大量調理を実習中ですが、フェア当日に初めて「移動かまど」を使用して、屋外での大量調理にチャレンジしました。

 

 

 

 味噌汁の配布開始時間前から行列ができましたが、学生たちは協力し合い、準備した150食を15分間で配布し終えることができました。

 

 

 

 活動に参加した学生からは、「たくさんのお客様に私たちが考案した味噌汁を提供することができ、『おいしかったよ』と言ってもらえてとても嬉しかったです!」、「地域の小さい子どもさんからお年寄りの方まで幅広い年代の方と”味噌汁”を通して話すことができてとても楽しかったです」、「150食の味噌汁を提供し終えるにはかなり時間がかかると思っていましたが、呼び込みの効果もあり予想以上に早く終えることができました。地域の皆さんが笑顔で味噌汁を受け取られており、とてもやり甲斐を感じました」などの感想がありました。

 この活動で得た貴重な経験を、これからの学修にも活かしていきたいと思います。