• 2021.12.2
  • 人間栄養学科

食品加工実習で米粉について学びました

 11月26日(金)、人間栄養学科3年生の食品加工実習に食協株式会社の藤田様をお招きしました。

 食協株式会社はお米の精米や販売などの米穀事業だけでなく、燃料や飲料水の販売など、私たちの生活に関わる様々な事業を展開しており、広島の歴史ある企業です。

 実習の前半では、米粉を使用したパンの作り方を教えていただきました。パン作りは初めての学生が大半でしたが、丁寧に教えていただききれいに形成することができました。

【パン作りの様子】

  

 

 後半はパンをオーブンで焼いている間に、米粉と小麦粉の違いなどについて学びました。さらに、小麦粉と水で作られた生地を水で洗い、形成されたグルテンの観察を行いました。小麦タンパク質とグルテンの形成に関しては、管理栄養士国家試験でも出題される内容が多く、学生たちはメモを取りながら講義に耳を傾けていました。

【講義の様子】                  【グルテンを観察する様子】

 

 米粉パンは小麦粉を使用したパンのようにグルテンの形成が行われず、発酵による生地の膨張が小さく、ふっくらと焼き上げることが難しいため、米粉を使用したパン作りに対して難しいイメージを持つ学生が多くいたようでしたが、「今回の実習で学んだことを活かし、今後も作ってみたい」との感想が多く寄せられました。

 今回の実習では、米粉や小麦粉に関する食品加工の知識が深まりました。学んだ内容は小麦アレルギーに対応した献立の作成や管理栄養士国家試験に向けた勉強に活かせることと思います。

 最後に、ご指導いただきました食協株式会社の藤田様に厚く御礼申し上げます。