令和5年度学校教育の体験活動(小学校)おける観察実習について

  • 2023.7.3
  • 教職センター

令和5年度学校教育の体験活動(小学校)おける観察実習について

令和5年6月14日(水)、教育学部教育学科・初等教育専攻・児童教育コースの2年生が、安芸高田市立の3つの小学校における観察実習に参加しました。本学では3年次の教育実習(授業を行う本実習)の他に、1・2年次から観察実習を行っており、小学校での体験活動と大学での学びを「つなぐ」教育を行っているのが特色です。

観察実習では、授業参観だけでなく、一部ではありますが授業の補助もさせていただきました。休憩時間には子どもたちと遊ぶ経験、担任の先生のお手伝いもさせていただきました。担任の先生へのインタビュー、校長先生・教頭先生から講話をいただき、貴重なお話をお聴きすることで、教職への意欲もさらに高まりました。学生の感想を紹介します。

 

  • 授業観察・参加、子どもたちとのふれあいを通して学んだこと

「授業では、子どもたちが飽きてしまわないように様々な活動が取り入れられており、待つ時間がほとんどなく、常に子どもたちは活動を楽しんでいる状態だった。授業者と支援員の先生が協力しながら全員が参加できるようにされていたのが印象的だった。授業者の思いだけではなく、主役は子どもたちであるという意識を持って授業を行うことが、大切だと観察を通して学んだ。また、子どもたちとのふれあいを通して、目線を合わせることがすごく大切だと感じた。高い姿勢のまま声をかけてしまうと、身長差が大きいため威圧感を与えてしまう。そのため、少ししゃがんで子どもと目線を合わせて話すことでコミュニケーションを取りやすくなると気づくことができた。」

  • 先生方へのインタビューを通して学んだこと

「先生方のインタビューから学んだことは、常に児童に寄り添うということの大切さと報告、相談、情報共有の大切さだ。児童から出た疑問を解消できるように児童の発言に注目して、どのようなことがわからないのか把握し、サポートをすることや、何か問題が起きた時には、すぐに相談や報告をし、1人で問題を抱え込まないようにすることも大事だと思った。安芸高田市はチーム担任という制度をとっていることを初めて知ったので、その制度のようにみんなで教育を行うという意識が大事だと考えた。」

  • 校長先生・教頭先生の講話を通して学んだこと

「他律よりも自律、成功よりも成長、説得よりも納得であるという話が強く印象に残っています。他律、成功、説得もとても大切ですが、それぞれもっと大切なものがあることを学びました。学校は、価値観が違う人が集い、ともに協力して学ぶところです。価値観が違う人の集まりであるのでトラブル、揉め事があるのは当たり前でそこで成長してお互いの気持ちを尊重して折り合いをつけながら生活していかなければならないと考えました。児童の主体性を引き出す授業をつくり、自ら考え行動する人間に成長できる環境を作ることができる教師になりたいと考えました。」

今後は、振り返りや幼稚園へ観察実習に行った学生との交流会など、事後学修を進めていく予定です。実習校の皆様、安芸高田市教育委員会の皆様、お忙しい中にも関わらず観察実習を受け入れてくださり、本当にありがとうございました。

【学生代表による挨拶】

【授業観察】

【授業観察】

【休憩時間】

【担任の先生へのインタビュー】

【担任の先生へのインタビュー】

【教頭先生の講話】

【校長先生の講話】

【学生代表によるお礼の挨拶】