• 2022.1.11
  • 心理学科

内定者インタビュー(心理学科編④)

自衛官候補生(海上自衛隊)/人間科学部心理学科 G・Mさん

 

本学心理学科では、幅広い業界へと就職する学生がいるのが大きな特徴となっています。
内定者インタビューの第四弾として、公務員試験に合格し、自衛官候補生としての採用が決まっている4年生のGさんに広報委員の教員が直接話を聞きました。

 

本学を選んだ理由を教えてください

高校の進路の先生から、手厚い教育が受けられる大学ということで勧められたのがきっかけです。実際にオープンキャンパスにも参加してみると、先輩も優しく迎えてくださり、先生から話を聞いた際にも教育の手厚さが伝わってきて、私としても「合っている」と思い、入学を決めました。

 

実際、文教に入学してみてどうでしたか?

入学前に想像していた通りだと感じました。小規模校だからこそ、先生も手厚く対応してくれます。私は忙しくて成績が落ちそうになったことがあったのですが、ゼミの先生やチューターの先生が声をかけてくれ、実際に履修のアドバイスなどをしてくださり、何とかここまで大きな問題なく来ることができました。

 

就職先を志望した理由を教えてください

小学生の頃、自衛官の官舎の近くに住んでいたのですが、運動会などで接する機会もあり、身近な存在でした。そのような中、東日本大震災が起こり、知っている人も被災地の支援に向かっているのを見て、私も自衛官としてそういった現場に関わりたいと思うようになりました。心理学科を志望したのも、高校卒業してすぐ自衛官になるのではなく、メンタルケアなどに必要な知識をしっかりを身につけてから自衛官になりたい、と思ったからです。また、自衛官は女性の割合がまだまだ低いため、女性だからこそできる支援をしていきたいとも考えています。

 

公務員試験で大事なことは何だと思いますか?

やはり筆記の勉強だと思います。進路が決まっているならば2年生の時からやっておくなど、なるべく早くやっておいた方が良いと思います。私は遅く始めてしまって、かなり追い込んで勉強することになり、精神的に辛いこともあったので、だからこそそう思います。

 

現在取り組んでいる卒業論文のことについても教えてください

私は「惨事ストレス」というものについて研究をしています。惨事ストレスとは、被災地などで支援をする人が感じているストレスのことです。心理学科で被災者支援について興味を持って調べていくうちに、被災者だけでなく、その支援者も精神的に苦しんでいる現状があることを知りました。私の場合、自衛官として、被災者支援などの場面で被災者と支援者双方に目を向けた心のケアができるよう、研究を進めています。

 

最後に、公務員を志望する後輩に向けてメッセージをお願いします

「あまり勉強しなくても受かった」と言う人もいますが、実際はみんな勉強していると思います。「大丈夫」と思いたい心理は働きやすいですが、そういう言葉に惑われないようにしてください!また、進路で迷った時は、友達でも親でも先生でも良いので、頼った上で自分が直面している悩みに向き合うことが大事だと思います。私は「Kindness Room」という、4年生の有志が後輩の様々な相談に乗る取り組みに携わっていますので、そうした場も積極的に利用してもらえると嬉しいです!