• 2019.12.12
  • 人間栄養学科

広島森永乳業株式会社へ見学に行きました

 12月6日(金)に、3年生の履修科目食品加工実習の一環で、安佐北区三入にある「広島森永乳業株式会社」へ見学に行きました。

 広島森永乳業様では、私たちもスーパー等でよく見かけるヨーグルト「ビヒダス」やアイスクリーム「ピノ」の製造が行われています。原材料が運ばれてから製造、運搬されるまでの流れを実際の映像で見せていただきました。ヨーグルトについては各自で乳酸菌を添加して試製体験もさせていただきました。

 また、品質管理実習では「官能評価」、「HACCP」をテーマに実施してくださいました。官能評価では、甘味・塩味・酸味・苦味・旨み・無味の6種類をそれぞれ口に含み、各溶液が何味かを当てる「風味パネルテスト」を実際に体験させていただきました。各溶液の濃度は、実際に社員の方々が使用しているものと同様で難易度が高く、残念ながら全問正解の学生はいませんでした。しかし、味覚感度は、繰り返し練習することで向上し、味を記憶することができることから、社員の方々も日々、味覚を洗練させるための努力をされているとのことです。ヒトの五感による官能評価は、最終的な製品の良し悪しやクレーム品の判定などをする上でもとても重要であることを学びました。

 質疑応答では、「ヨーグルトを製造する際に使用する牛乳によって、味のバラつきはないのか」、「生きたビフィズス菌などという言葉を耳にするが、それは実際にどういった状態なのか」などの質問もあがりました。

 普段何気なく食べているものがどのように作られ、私たちの口に入っているか、体験したり目にしたりすることで学内での授業だけでは学べないことを体感的に学ぶことができました。今回で本授業の3回の施設見学が終了しましたが、今後の勉強に活かしてほしいと思います。

                    【ヨーグルト試製体験】

 

                     【風味パネルテスト】