- 2025.7.17
- 教職センター
「介護等体験」において社会福祉施設の学びを深めました
令和7年7月16日(水)、「介護等体験」の授業に講師の先生をお招きし、社会福祉施設の役割と意義について学びました。
講師としてお招きしたのは、社会福祉法人清流理事長米田様、可部つちくれの家施設長金子様です。本学の「介護等体験」の体験活動において、毎年学生がお世話になっている施設の1つです。
社会福祉施設の役割やその意義、実際の利用者の様子を具体的にご教示いただき、体験活動に行く前の学生にとって、貴重な学びの機会となりました。
・障害を性格の一部として捉えたいこと。
・特性をひとくくりにしないで一人ひとりを尊重すること。
・特別ではなく当たり前の人間であること。障害というハンデにより生きにくさや困り感をもっているため、一人ひとりの適切な支援の方法を学んでほしいこと。
これらについて、思いを込めてお話をしてくださいました。
学生のふりかえりの一部を紹介します。
・『障害を生まれ持った個性として捉えることはもちろん、大人の方であるという認識を忘れてないで尊敬の気持ちで接していくことが重要であると感じた。利用者の方はそれぞれ自分でできる力を持っておられるため、見守る姿勢も大切にしたい。ただ、命に関わることやおかしいと感じたときには即座に適切な対応を取る必要があるため、わからないことは積極的にスタッフの方に聞くことや同じ場所にいる学生がいた時にはスタッフの方以外ともコミュニケーションをとり、関係性を築いていたいと感じた。事前準備をきちんとしておきたい。』
・『社会福祉施設では普段何をしているのかなと思っていたが、普段私達が生活している中で使っているものや食べているものを作られているなどの手伝いをしているのだと知り、陰で私達も助けられているのだなと感じた。』
・『どんな障害も持っていても前向きに生きていこうとする施設の方々を見ることが出来て、「できない」ことよりも「なにができるか」をしっかり考えながら過ごしている姿は見習わなければならないなと感じた。また、施設の方々への接し方に関しても「障害者」というレッテルを貼って見るのではなく「1人の人」と見て接することが大切だと感じた。』
社会福祉法人清流理事長米田様、可部つちくれの家施設長金子様、貴重なお話をしていただきまして、誠にありがとうございました。