• 2019.3.26
  • 人間福祉学科

福祉の「今日の出来事」

介護福祉士実務者研修 修了式を行いました

2月28日に、9月から開講された介護福祉士実務者研修の修了式を行いました。

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学科長より研修修了にあたってのお言葉をいただき、修了書を手にしました。

2月から始まった面接授業では生活支援技術に加え医療的ケアの演習を行いました。

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医療的ケアでは、初めて触る医療器具も多く慣れない手つきでしたが、回数を重ねるごとに上達しました。

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かなりタイトな演習時間になりましたが、それでも受講生同士励まし合い最後まで頑張りました。

学んだ知識をこれからの仕事や在学生活に活かしてほしいと思います。

 

 

介護福祉士実務者研修(通信課程) スクーリング授業が始まりました

今年度9月より、本学で介護福祉士実務者研修(通信課程)を開講することになりました。

9月から1月までは通信課題に取り組み、2月からはスクーリング授業を開講しています。

1年生から4年生まで15名で取り組んでいます。

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受講生は、それぞれ目指している社会福祉士受験資格や精神保健福祉士受験資格、保育士資格に加え、資格取得を目指し学びを深めています。

2月6日は「介護過程の展開」の知識を学びました。

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2月13日からは実技演習を行い、介護を必要とされるご本人の思いを体現できるように取り組んでいきます。

 

 

人間福祉学科・初等教育学科 顔晴りの会を行いました

平成30124日(木)に初等教育学科(幼児教育コース)・人間福祉学科(社会福祉コース)の保育を学んでいる4年生が「顔晴りの会」を開催しました。

顔晴りの会とは、公務員採用試験や就職活動での取り組み、実技試験再現、合格までの道のりを後輩に伝える会です。

「頑張り」ではなく「顔晴り」となっていますが、これには、「みんなのがんばりが実り、顔が晴れますように」という願いが込められています。

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●前半(学生発表・実技試験再現)

公立保育園、私立保育園、幼稚園、一般就職合格者から就職活動や勉強の取り組み方、モチベーションの維持方法、支えとなったものなどを学生がそれぞれ話してくれました。ここでいくつかの話を紹介したいと思います。

【学生発表園選び】

3年の春休みから園情報を収集し、興味のあるいくつかの園にボランティアに行かせていただきました。その中から、就職をするとなった時に自分の譲れないものは何なのかを考え、質の高い保育を学び続けたいということが私の譲れないものだった為、一つの園に絞ることが出来ました。

【学生発表公立か私立か】

3年の12月から公立保育園の試験の為に週1回のペースで先生の所へ通い、勉強をしました。3月は公立保育園を受けるか、私立保育園を受けるかを悩んでいる時期だった為、どちらになっても良いように4年の4月からほぼすべてのセミナーを取って勉強を始めました。

【学生発表公立保育園を目指した動機】

身内が公立保育園で働いており、いつか自分も身内のように公立保育園で働きたいと思っていました。また、セミナーでは卒業生で公立保育園で働かれている先輩にたくさんのアドバイスをいただき、絶対に合格したいという強い気持ちで試験に臨むことが出来ました。

【学生発表④しんどかったこと・支えとなったこと】

1次試験の為に朝9時半から夜の20時半までずっと勉強をし、分からないことはセミナーで聞いたり、一緒に公立保育園を目指している学生と教え合ったりしていました。しかし、たまには息抜きをしたくなる時もありましたし、苦しくしんどい時期もありました。しかし、そんな時は一緒に勉強をしている友人らと昼食の時は楽しく会話をしたりして、メリハリをつけることで、辛いことも乗り越えることが出来ました。また、試験前には既に就職が決まった友人らから応援のメールを貰ったり、声を掛けてもらえたりしたことが何より支えとなりました。

この就職活動の中で1番に挙げられることは、先生方の支えがあったことです。勉強をサポートしてくださったり、気にかけてくださったり、たくさん話を聞いて背中を押してくれた先生方には感謝しかありません。この1年間の努力を忘れることなく、次は後輩たちの為に自分たちも頑張っていきたいと思っています。

【実技試験(絵本の読み聞かせ、ピアノの弾き歌い、面接など)の再現】

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●後半【ブースに分かれて質疑応答】

各市町村の公立・私立保育園、施設、一般就職、実習のブースに分かれ、地域別の勉強方法や試験内容、実習についての話をしました。

この顔晴りの会には初等教育学科・人間福祉学科で保育を学ぶ1年生から3年生が出席していました。特に3年生は、来年の公務員採用試験に向けて、熱心に先輩の話を聞いていました。

何から勉強を始めたらよいのか、どんな勉強法がよいのか、などの不安や疑問を、身近で先輩から話を聞くことができるのも、顔晴りの会の良さです。

顔晴りの会の翌週、さっそくセミナーの準備を始める為に4年生から3年生へ引継ぎが行われていました。

また来年もたくさんの学生の夢が叶い、みんなの顔が晴れるよう願っています。

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プレ・スチューデントデイを開催いたしました
~ 人間福祉学科 学科イベント 内容紹介 ~

 2018年12月23日(日)プレスチューデントデイが開催され、多数の生徒および保護者の皆様にご出席いただきました。

人間福祉学科では、出席する皆さんにとって、今回の学科イベントが、将来対人支援職を目指す人たちへの学びの導入であることを意識していただくためのプログラムを実施しました。

まずは学科長による歓迎の挨拶ののち、学科教員よりそれぞれの専門領域や担当科目などについて紹介がありました。また、サポーターの在学生も自己紹介しました。

その後、今後共に学びを進める仲間とのつながりづくりのために「デートゲーム」というアクティビティを行いました。はじめにコミュニケーションに関する理解を深めるための講義を行い、相手を関わる上で注意すべき点を学んだのちに実施しました。参加者と教員、学生とが次第にうち解け、楽しく、そして時には真剣に話し合う姿が見られました。アクティビティの途中で「肩たたきワーク」や「さまざまなコミュニケーションの工夫」も組み合わせて行いました。私たちが目指す「プロフェッショナル(専門職)」が社会の中でどのような存在であるのかについても考える機会を持ちました。

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休憩をはさんで後半は、学科の入学前学習課題に関する説明を行いました。福祉は人の生活を支える仕事であることから、まずは身近な自分自身の生活の成り立ちを知る必要があることについての説明が行われ、「入学前学習課題その1」の内容や期限などについて説明がありました。ひとり暮らしするにあたって、どれだけの費用がかかるのか…?について情報収集し、考えるといったものです。

加えて、実習等で記録を書く際に今後求められる力として「文章力」を鍛えておく必要があること、その基礎として多くの本を読み、「文章読解力」も鍛えておくと良い…という形で、今後の学びのヒントが示されました。

最後に、福祉の現場や利用者の生活について考えるきっかけとなれば…との思いから、参加者へのお土産として、近隣の福祉施設や実習先、卒業生の就職先等の施設で製造されているクッキーが配布されました。

参加者は皆、多くの仲間や先生、先輩方と関わり、つながりを築くことができました。また、今後の学びに向けて多くのヒントを得ることができたのではないでしょうか。また皆さんとお目にかかることのできる日を楽しみにしています。

 

 

学科間連携活動として「介護の日」フェスタin広島に模擬店を出店しました

平成301125日(日)に「介護の日」フェスタin広島が開催され、人間福祉学科1年生5名と人間栄養学科2年生5名が参加しました。「愛媛名物!東予風芋炊き」と題し、人間栄養学科2年生が考案した四国の郷土料理を販売しました。

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郷土料理には、里芋の他11種類の食材を使用し、具材がたっぷり入った体が温まる一品を販売しました。購入してくださった方の中には、食べ終わったあとに「おいしかったよ」と言葉をかけてくださるかたもいらっしゃいました。

具材の種類や切り方等も工夫し、試作検討を繰り返したかいもあり、合計165食を提供することができました。また、販売の際には、購入してくださる方がより笑顔になっていただけるような工夫をし、両学科の学生が協力しながら販売をしました。

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今回は学科間連携ということで、掲示物等の媒体作成を人間福祉学科、調理を人間栄養学科の学生が担当することで効率よく準備を進めることができました。

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今回の活動を今後の学生生活に活かしていけたらと思います。

 

 

介護福祉コース 1年生 見学実習を行いました

平成301110日(土)介護福祉コース1年生は、2月から始まる介護実習に向けて、介護老人保健施設ふかわ・くにくさにて見学実習を行いました。

到着後、そこで生活されている方とお話をさせていただく機会をいただきました。また、お食事へのこだわりを管理栄養士の職員からお話をお伺いし勉強させていただきました。疾病や障がいをもたれている高齢者でも安心かつ安全にお食事ができるように、食材の形を保ったままで提供されている調理法について学びました。

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その後、施設の見学をさせていただきました。利用される本人の視点で生活環境が整えられていることをメモを取りながら真剣に聞いていました。

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今回、高齢者施設に協力していただき、学校で学んだ知識をどのように介護の現場で実践しているのか、体験することでより学びが深まったようです。

 

 

保育実習Ⅰ事後報告会を行いました

人間福祉学科社会福祉コース3年生と初等教育学科幼児教育コース3年生が、保育実習Ⅰ事後報告会を行いました。

保育実習Ⅰは、89月に保育所1か所・児童福祉施設1か所の実習を行うものです。

事後報告会では、実習での事例を基に、保育者の援助や言葉かけ、子どもへの理解に関してグループ討議を行い、発表をしました。

〇グループ討議:104日(木)・1011日(木)

グループごとに事例を取り上げ、考察を深めていきました。

〇全体報告会:1018日(木)・1025日(木)

1018日は保育所での事例を中心に、1025日は児童福祉施設での事例を中心に、グループ討議で話し合ったことを発表しました。学生から具体的な質問が多く出され、グループ内のみならず、参加学生全員でそれぞれの事例について学びを深めることが出来たと思います。

保育士を目指す12年生も参加し、積極的に学ぶ姿がありました。特に、保育実習について学び始めた2年生にとっては、保育所・施設それぞれの実習の具体的なイメージを持つことができる報告会となりました。また、4年生も数名参加しており、4年生ならではの視点で質問をし、3年生は新たな発見をすることができ、学びを深めることが出来たようでした。

総評はそれぞれ杉山先生と清水先生にしていただきました。

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~学生の感想から~

・実習中は1つ1つの出来事について詳しく考えることが難しかったが、報告会を通して子どもの起こした行動だけではなく、子どもがどうしてそのような行動をしたのかという背景を考えることが大切であると学ぶことが出来ました。(3年生)

・自分の実習で経験した生の空気を思い出しながら聞き、検討することが出来ました。保育者の言葉かけ1つや、子どもの様子に視点を持ち、考察すると様々な援助が出来て、次回の実習の参考になりました。(3年生)

・保育所保育指針を基に考察しているグループがあり、子どもを理解することは深い学びが必要であると改めて感じました。(3年生)

・様々な事例がある中で、実習生である私たちも私たちなりに実習生として考えを持って子どもと関わり、行動していることがこの報告会で分かりました。また、今までの授業で学んだことが活かされているとも実感することが出来た報告会でした。(3年生)

・保育所にはたくさんの子どもたちが過ごしているにも関わらず、先輩方は子ども1人1人に目を向け、気持ちに寄り添いながら援助を行っており、すごいと感じたと共に、私も先輩のようになりたいと思いました。(2年生)

・児童福祉施設の報告会では、日常生活の中での事例だった為、保育者との関わりがそのまま子どもの成長にも繋がるのだと感じました。(2年生)

 

 

平成30年度 「介護の日」フェスタin広島

「介護の日」フェスタin広島で、人間栄養学科と人間福祉学科が協同で飲食ブースを出展します!!

1022日に人間栄養学科学生4名、人間福祉学科学生5名が、打ち合わせを行い、人間栄養学科の学生が作成した、『愛媛名物‼東予風芋炊き』を試食しました。

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里芋はもちろん、秋の味覚がつまった、体が温まる一品になっています。

試食後、東予風芋炊きについて感想や改善点などを話し合いました。これからポスターの作成準備にはいります。

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★「介護の日」とは★

「11月(いい日)11日(いい日)は介護の日」は、介護についての理解を深め、福祉・介護職が魅力ある職業として選ばれることを目的として厚生労働省が定めた日です。

福祉・介護サービスや仕事について、一般県民の理解・関心を高め、イメージ改善を図るとともに、サービスの受け手としてだけでなく、担い手としての参入を促進することです。

【日程】:平成301125日(日)10001600

【場所】:広島県立総合体育館(大アリーナ)

※介護のことについてのセミナーもあります!!

関心のある方は、是非お越しください!!

 

 

平成30年度 教育懇談会をしました

平成30年10月7日(日)本学で教育懇談会を開催しました。

午前中に大学全体の説明があり、午後より学科別の懇談会がりました。

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人間福祉学科の懇談会では、学科の学びや就職状況、卒業後について説明後、4年生の内定者4名よりそれぞれの就職活動の方法について発表を行いました。

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就職活動の方法は様々です。具体的な就職先の選択方法や活動内容など、質問形式で発表が行われました。

ご参加いただきました保護者の皆様、ありがとうございました。

 

 

平成30年度 人間福祉学会を開催いたしました。

平成30108日(祝・月)に人間福祉学会を開催しました。

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今年は就職して4年目、5年目、7年目の卒業生に来ていただき、仕事内容や職場での人間関係をどのように築いているか、困難にぶつかった時の対処法、今後の展望などを語っていただきました。

発表者の分野としては、障がい福祉分野、高齢者福祉分野から3名に発表していただきました。

30.2.JPG本日発表をしてくださった方は、職員人数や職種、勤務内容も異なりますが、職場での人間関係を良好に築いており、何かあった際でも上手く解消されていることを発表から感じました。

ある方は、職場での交流が多く企画されている為、何かあった際は職場の方や同期に話を聞いてもらうことが多いと話されていました。また、ある方は、職場でないけれども同業者で繋がりのある知人に相談したり、趣味を通して発散出来ているといったお話を聞くことが出来ました。

中には、職員同士の人間関係ではなく、利用者さんとの関わりに難しさを感じることがあり、自分自身常に模索していたり、職員同士で協働しているという話がありました。職場で働く中で、職員同士での関係もあれば、利用者さんとの関係、外部機関との関係もあります。様々な関係の中で、上手く人間関係を築いていくことはとても重要になりますが、本日発表してくださった卒業生の方は、職員同士で依存してしまっているが故に起こるトラブルもなく、互いに協働出来る適度な距離を保つことが出来ているのだと感じました。

30.3.JPG卒業生で参加してくださった方にとっては、自分の職場や自分自身の人間関係や発散方法を見つめる良い機会となり、在学生にとっては学校生活の中で起こる人間関係に繋げて考えることが出来る良い機会となったのはないでしょうか。

卒業生の発表の後に休憩を挟んで、参加してくださっている卒業生や様々な立場の先生に人間関係についてお話を聞く機会を設けました。

卒業生の方の話では、札幌から来てくださった2期生の方の話の中で次のような話がありました。

「人間関係でいうと、過去に上司との関係に悩んだこともあったけれども、現在の職場ではよく考えると人間関係を意識しておらず、関係性をどうこうではなく職員同士お互いのことを理解しよう、この感覚を職場で大事にしようとしている。お互いのことを知り、相手の状況を把握しようと意識することに努めている気がする。理想の職場像としては、自分の情けない所であったり、他者も情けないところをさらけ出せたり、語り合える文化を職場で築いていけたらよいのではないか。」

語り合うことで、助け合えることができ、ギクシャクすることも減るのだと感じました。

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総評は人間福祉学会会員で、人間福祉学科元教授の塚村英幸先生にお願いしました。

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人間福祉学会は、学びの場であり、同窓生とのつながりを持つ場でもあります。

来年度も在学生、卒業生にとって実りある学会を開催していきたいと考えています。