介護福祉士実務者研修~食事介助を学ぶ~

  • 2024.08.28
  • 人間福祉学科

介護福祉士実務者研修~食事介助を学ぶ~

「介護福祉士実務者研修」の様子をお伝えします。夏季休業の時間を使って「食事介助」の演習を行っています。

食事介助をする上で欠かせないさまざまなポイントを学び、実際に学生同士で食事介助を行います。

     

まずは食べる姿勢になっているかどうかを確認します。姿勢が悪いと食事が取りづらく、介助者側も難しくなります。そして、食べ物を口に運ぶ前にメニューの説明を行います。食べ物を本人にしっかり認識していただくことやお料理の匂いを嗅いでもらうことなどもごはんを美味しく食べるための工夫のひとつです。

 

そして、口のなかがうるおっているかどうかも需要なポイントです。唾液の促進を図り、味噌汁やお茶などで水分を取ってから食事を始めます。うるおいを保つことや口内の残渣物を洗い流すことで、嚥下状態を良くします。

学生たちは、食べ物を口に運ぶ角度や姿勢の維持をする難しさを感じている様子がありました。

 

また、とろみの入ったお茶を初めて飲む学生もおり、感想はさまざまでした。そして実際に食べることで、きざみやペースト状のものなど食事形態がさまざまあることも知ることが出来ました。食事介助の演習を通して、食事を安全に行うことの難しさを感じているようでした。また、食事の楽しみを感じてもらえるようどのようなことに気をつけ、工夫をしたら良いか考え学びを深めているようでした。