- 2017.05.24
- 人間栄養学科
栄養学研修をオーストラリアのクィーンズランド工科大学で行いました
5月2日(火)から5月8日(月)まで、人間栄養学科4年生2名がオーストラリア・クィーンズランド州ブリスベン市へ栄養学研修に行きました。この間、本学から毎年多くの派遣留学生を受けていただいているクィーンズランド工科大学(QUT)を訪問し、英語研修施設であるInternational College、看護学部、健康社会学部、教育学部などを見学させていただきました。その様子をご紹介します。
クィーンズランド工科大学(QUT)は、ブリスベンに広大な4つのキャンパスを抱える総合大学です。最初にInternational CollegeのあるKelvin Groveキャンパスを訪問しました。International Collegeでは、ディレクターのKen Beutel 先生をはじめ、本学の留学プログラムでお世話になっている先生方より温かい歓待を受けました。
大学内には最新のICT設備が整備されており、QUTの十八番である”インタラクティブ”な(双方向性)授業がどの学部でも実践されています。International Collegeも少人数制クラスで、学生と教員の間、そして学生間で活発な対話式授業がなされていました。
<明るく開放的な雰囲気のInternational College> <Independent Learning Centerでは
自分の専攻分野に沿った自律英語学修ができます>
臨床栄養学臨地実習を終了したばかりの学生たちが楽しみにしていたのが、クリニカルシミュレーションセンターの見学です。この施設は、看護学部や健康社会学部の授業で使用されるほか、いつでも実践的なトレーニングを受けることができる最新設備で、ハイテク技術を駆使した医療機器、模擬病棟、救急車両までもが整備されていました。
<臨床実習用の模擬病棟-すべて本物の医療機器が設置されています>
<人体解剖をリアルに学べるAnatomage Table> <模擬処置室>
続いて、Kelvin Groveキャンパスからシャトルバスで、ブリスベンの市街地にあるGardens Pointキャンパスに行きました。QUTの中で最も歴史のあるキャンパスで、法学部や情報工学系の学部があります。ブリスベン河畔にある庭園のような美しいキャンパスです。QUTが世界に誇るインタラクティブデジタルスペースThe Cubeもここにあります。
<世界一の大きさを誇るインタラクティブ <市立植物園と直結しており、コンサートホールや
タッチパネル4Dデジタルディスプレイ> 歴史的建物があります>
【参加学生の感想】
・QUTには、最新のICT設備が整備されており、自律学修に最適な環境であると感じました。多くの文教生にQUT語学研修や学部留学をお薦めします。
・実践的な技術を学ぶための教育環境が整っており、特にクリニカルシミュレーションセンターの病棟実習室やAnatomageのある解剖学自修室は、素晴らしいと思いました。また、日本の病院との医療システムの違いを知ることができ、 大変勉強になりました。
・英語力のハードルは高いのですが、専門性を伸ばすために、海外留学にチャレンジしたいという気持ちが湧いてきました。
・The Cube のデジタルディスプレイは、画像も美しく、楽しくインタラクティブに学ぶためのアイデアが満載でした。5月は、「海洋生物」と「物理法則の歴史」のディスプレイでした。QUTの学生が、プログラムデザインに携わっていると聴き、大変驚きました。
今回の参加学生です。
落合 あゆみ(島根県立大社高等学校出身) 日野 瑠理香(広島県立呉宮原高等学校出身)
【指導教員より】
今回参加した学生は、病院での臨床栄養学臨地実習を終えたばかりでしたので、管理栄養士業務と関連付けながら見学できました。また、QUTでは、高校生から、既に専門職に就いている方々までが学んでいることを知り、自律学修や生涯学習の重要性を実感できたことと思います。インターナショナルカレッジの先生方にはご多忙の中、本学のために特別に見学ツアーを企画していただきました。ここに深く感謝申し上げます。
このほかにも、人間栄養学科の活動を「今日の出来事」(https://www.h-bunkyo.ac.jp/university/incident_nut/)でご紹介しています。