• 2024.10.28
  • 人間福祉学科

「人間福祉学会」を開催しました!

 10月26日(土)、「人間福祉学会」を開催しました。卒業生、在学生、教員、退職された元教員、総勢65名の参加がありました。今回の学会のテーマは「国家資格の違いからとらえる福祉専門職の役割について考える」でした。

人間福祉学科では、二つ以上の国家資格の取得を可能としたカリキュラムを編成し、多くの福祉専門職を輩出してきました。卒業生たちは人によっては同一法人内での人事異動や転職により、就職時とは異なる専門職の立場を経験した方も少なくないと思います。そこで今回は、二資格以上の立場を経験した卒業生の方々に登壇いただき、ご自身の経験からとらえる資格間の役割の違いや共通すべき専門性の整理や、本学科が行う資格養成の有効性について考える機会としました。

登壇者は、川﨑翔子さん(人間福祉学科4期生)、渡部真由美 さん(人間福祉学科5期生)、中川愛実さん(人間福祉学科13期生)の3名です。

川崎さんは、精神保健福祉士として児玉病院に勤務後、法務省広島保護観察所に転職されました。社会復帰調整官及び保護観察官(交流人事)を務められました。現在は広島県社会福祉協議会に勤務し、重層的支援体制整備事業を担う人材養成に関わるなど、地域福祉に尽力しておられます。

渡部さんは、精神保健福祉士として瀬野川病院に10年程度勤務された後、現在は保育士として放課後等児童デイ(プログラミングデイ)に勤務され、本学にも非常勤講師として来てくださっています。

中川さんは、介護福祉士として社会福祉法人で約5年介護職として勤務され、その後、同法人で生活相談員として3年勤務され、現在は安佐医師会病院で医療ソーシャルワーカとして勤務されておられます。

専門職としての人生をさまざまなエピソードとともに丁寧に当時を振り返りながら語ってくださいました。登壇者の皆様の福祉に対する信念や今後の人生の展望を語られる姿はとても素敵で印象に残りました。本学科で福祉を学び、資格を取得しそれぞれの立場で活躍されている3名の卒業生のリアルな話を、在学生もメモを取りながら真剣なまなざしで聴いていました。

登壇してくださった3名の卒業生、コーディネーターの中村先生ありがとうございました。参加してくださった卒業生・在学生のみなさん、ありがとうございました。またこのような機会を設けますので、ぜひご参加ください!