湯来南高校で出張講義を行いました

9月7日、湯来南高校で出張講義を行いました。今日はその出張講義についてお伝えします。

湯来南高校では、毎年、大学教員による出張講義を企画されています。その講義を、2023年9月7日、グローバルコミュニケーション学科の小原（キャリア教育担当）が務めさせていただきました。1年生・2年生、合計36名および１・2年生担当の先生方が参加してくださいました。

講義は「働くってどういうこと？」と題して行いました。ワークシートを用いて、高校生たちが、働くとはどういうことか様々な角度から考えました。初めは、「なんでも買える幸運のチケットがあったら何を買う？」「ほかに買いたいものは？」などお金にまつわることから考えました。そして、世帯あたりの1か月の生活費や、学歴別の生涯獲得年収を確認しました。大きな数字、具体的な生活費などを確認した高校生からは「こんなにたくさん！」と驚きの声が上がりました。後半は、仕事が我々に与えてくれる機会や、社会人になると、仕事が日常生活の多くの部分を占めること、だからこそ「働く」についてしっかり考えておくとよいことを確認しました。このように「働く」や「仕事」について、まとまった時間をとって考えたことはない生徒さんたちがほとんどでしたが、しっかりとワークシートに書きこみながら自分自身の考えをまとめていってくれました。

まだまだ働くこと、社会に出ることに期待よりも不安が大きい様子でしたが、ご担当くださった田中先生、参加してくださった１・2年生担当の先生がた、そして何より元気に講義を受けてくれた１・2年生のみなさん、ありがとうございました。高校生が自分自身の価値観に触れ、未来の進学や就職を考える一助となれば幸いです。