• 2024.06.10
  • 人間福祉学科

身じたくを整える重要性とは?

介護福祉コース2年生の授業「こころとからだのしくみⅡ」の様子です。

この授業では、援助を必要とされる方々、一人一人にあわせた生活支援技術を考えるにあたり、その根拠となる事項、観察やアセスメントのポイントとなる事項、疾病や病態に関する事項などを学修していきます。

今回は、「身じたくに関連したこころとからだのしくみ」のうち、体力消耗や様々な状態で、入浴やシャワーなどによる「洗髪」ができない場合を想定しました。代わりとなる方法として「泡状の洗髪剤を用いて頭皮・頭髪の清潔を保つ」ことを高齢者モデル人形で実施しました。

  

実施者と介助者の役割を確認し、2名で実施しました。

まず、必要物品の準備を、モデル人形に説明をして姿勢・体位を整えます。ブラッシングを行ったのち、泡状の洗髪剤を頭皮・頭髪につけマッサージをして皮脂などの汚れを除去していきます。

熱い湯につけたタオルを絞り、頭皮・頭髪を何度かふき取ります。その後、タオルで水分をふき取りドライヤーで乾かします。

 

最後に、モデル人形の姿勢・体位をもとに戻し、必要物品の片づけをします。なお、実施前・実施中・実施後の状態も観察していきます。初めてこのような洗髪介助を実施しましたが、スムーズに実施することができました。

今回は、利用者の方々をイメージして「身じたくを整える」ことの重要性を感じました。さらに、「泡状の洗髪剤を用いて頭皮・頭髪の清潔を保つ」ことについての目的や利点を理解し、自分自身が援助者となったときの注意事項や工夫することなどを考えることができました。

引き続き、様々な「生活支援技術」と「こころとからだのしくみ」をリンクさせながら、学修を続けたいと思います。