「器楽活用法」~音楽療育の授業の様子です~

  • 2023.10.16
  • 人間福祉学科

「器楽活用法」~音楽療育の授業の様子です~

科目名「器楽活用法」の授業の様子です。音で遊ぶことをメインにして学びを深めていきます。

今回は“自分の好きな音”をテーマに語り合うことから始まりました。学生の好きな音として、バイクの走る音や、風鈴、海、ハイヒールで歩く音など、それぞれが好きな音にまつわるエピソードを語り合いました。共感したり驚いたりと楽しい時間が流れました。

続いては、オスティナートです。オスティナートとは、音楽用語であり、ある種の音楽的なパターンを続けて何度も繰り返すことを指します。今回は木琴を使って行いました。教員が「まずは“ド”だけの音でやってみよう!」と指示をすると、学生は“ド”の音を使い、それぞれに好きなリズムで“ド”のみの音を使って鳴らします。4人それぞれのリズムで鳴らし音を重ねていくと何とも楽しいセッションが生まれます。学生も教員も生まれた音楽を楽しみます。鳴らす音を増やしたり、リズムを早めたり遅くしたりと音で遊ぶ、楽しむことが出来ました。

「器楽活用法」では、様々な音・音楽を楽しむ手段を学ぶことを通して、合奏の理論と技術やコミュニケーションの方法を身につけることを目的としています。授業回ごとのテーマでディスカッション、グループワーク、フィールドワーク等を中心に活動しながら、音楽を構成する諸要素に着目して即興演奏や創作の仕方を学んでいきます。