教職センター
登録日本語教員養成課程について
登録日本語教員養成機関及び登録実践研修機関
広島文教大学(以下「本学」という。)は、「日本語教育の適正かつ確実な実施を図るための日本語教育機関の認定等に関する法律(令和5年法律第41号)。」に基づき、令和7年5月30日付けで文部科学大臣より「登録日本語教員養成機関」及び「登録実践研修機関」として登録されました。
「登録日本語教員」とは、日本語教育の質の向上及び日本語教師の確保を図ることを目的として、新たに創設された国家資格です。文部科学大臣が認定した「認定日本語教育機関」の日本語教員となるためには「登録日本語教員」の資格が必要となります。
本学の「日本語教員養成課程」及び「実践研修」修了者は、文部科学省が実施する日本語教員試験の「応用試験」に合格することで「登録日本語教員」の資格を取得することができます。
※本制度は令和7年度以降入学生が対象となります。
教育課程及び受講手続等
○日本語教員養成課程
本学の日本語教員養成課程を修了するためには、下表1に示す科目の単位を修得(全科目必修)し、別に定める最終修了審査に合格する必要があります。
表1
授業科目名 | 単位数 | 配当年次 | 授業方式 |
---|---|---|---|
日本語学概論 | 2単位 | 1年 | 対面 |
日本語の文章と文法 | 2単位 | 2年 | |
日本語の音声 | 2単位 | 3年 | |
異文化理解 | 2単位 | 1年 | |
多文化共生社会論 | 2単位 | 1年 | |
言語習得論 | 2単位 | 2年 | |
日本社会と言語文化 | 2単位 | 3年 | |
言語と表現 | 2単位 | 4年 | |
日本語教育概論a | 2単位 | 1年 | |
日本語教育概論b | 2単位 | 2年 | |
日本語教育概論c | 2単位 | 3年 | |
日本語教育演習Ⅰ | 2単位 | 3年 | |
日本語教育演習Ⅱ | 1単位 | 4年 |
◆受講対象者:
以下のいずれかに該当する者。
① 本学在学生
② 本学科目等履修生として受講を希望する者
※②を希望する場合は、本課程の受講申請と併せて別途手続が必要となります。
◆受講申請期間:
受講を希望する者は、「受講申請書様式」及び「本籍の記載のある住民票の写し(6か月以内に作成したものに限る。)」を以下の申請期間に提出するものとします。
① 本学在学生:履修登録期間に受け付けるものとし、原則として3年次前期の履修登録期間まで
② 科目等履修生:履修を開始する学期始めの1か月前まで
※受講申請書様式
◆受講手数料:
本学に在学する者は、納付金(入学金・授業料)に含め、別途徴収しない。
科目等履修生は、「広島文教大学科目等履修生規程」に従い、受講する年度ごとに検定料10,000円、入学料20,000円を徴収するものとし、1単位につき13,000円の授業料を徴収します。
◆受講日程:
令和7年度は前期6月以降から1年次開講科目を開講します。
○実践研修
本学の実践研修を修了するためには、下表2に示す科目の単位を修得(全科目必修)し、最終修了審査に合格する必要があります。
表2
授業科目名 | 単位数 | 配当年次 | 授業方式 |
---|---|---|---|
日本語教育実習Ⅰ | 1単位 | 4年 | 対面 |
日本語教育実習Ⅱ | 2単位 | 4年 |
◆受講対象者:
以下のいずれかに該当する者。
① 本学の「日本語教員養成課程(表1)」修了者(修了見込み者)
② 本学以外の他の登録日本語教員養成機関が実施する養成課程修了者(修了見込み者)
③ 文部科学省が実施する日本語教員試験の「基礎試験」合格者
※ 科目等履修生として受講を希望する場合は、本課程の受講申請と併せて別途手続が必要となります。
◆受講申請期間:
受講を希望する者は、「受講申請書様式」及び「本籍の記載のある住民票の写し(6か月以内に作成したものに限る。)」を以下の申請期間に提出するものとします。
① 本学在学生:原則として3年次前期の履修登録期間までに申請を済ませておくこと
② 科目等履修生:履修を開始する学期始めの1か月前まで
なお、「実践研修」のみを受講する場合は、履修条件に該当する以下のいずれかの書類を提出してください。
○ 登録日本語教員養成機関が実施する養成課程修了証書(写し)又は養成課程修了見込証明書
○ 日本語教員試験の「基礎試験」合格証書(写し)
※受講申請書様式
◆受講手数料:
本学に在学する者は、実習費5,000円、施設利用料8,000円を徴収します。
科目等履修生は、「広島文教大学科目等履修生規程」に従い、受講する年度ごとに検定料10,000円、入学料20,000円を徴収するものとし、1単位につき13,000円の授業料を徴収する。また、実習費5,000円、施設利用料8,000円を徴収します。
◆受講日程:
実践研修の科目は令和10年度から開講します。
登録日本語教員の資格取得に係る経過措置
既に日本語教員として働いている現職の方を対象として、登録日本語教員の資格を取得するための経過措置期間が令和11年3月31日まで設けられています。
本学は、平成16年4月1日以降の日本語教員養成課程について「平成12年報告に対応した日本語教員養成課程【D-1ルート】」であることが文部科学省より認定されています。
これにより、本学の日本語教員養成課程を修了し、かつ、学士以上の学位を有する現職者(※)は、資格取得に係る経過措置D-1ルートの適用を受けることができ、法律によって定められた基礎試験と実践研修が免除されます。なお、資格取得には講習Ⅱの講習修了認定試験及び応用試験に合格する必要があります。
登録日本語教員の資格取得ルート及び経過措置
※平成31年4月1日~令和11年3月31日の間に、法務省告知期間で告知を受けた課程、国内の大学、認定日本語教育機関で認定を受けた課程、国内の大学、認定日本語教育機関で認定を受けた課程、文部科学大臣が指定した日本語教育機関(認定を受けた日本語教育機関が過去に実施した課程)で日本語教員として1年以上勤務した者。
そのほか詳細については、 「登録日本語教員の登録等に関すること:文部科学省」を確認してください。