- 2024.7.23
- 人間栄養学科
「ひろしま食の手帖」プロジェクト~狩留家なすの取材編~

10月に発行予定の「ひろしま食の手帖」で食材に関する小コラムを人間栄養学科の学生6人が担当します。”狩留家なす”など、一部の食材についてはレシピ考案も行います。
7月21日(日)、狩留家なすの取材のために「ひろしま食の手帖」プロジェクトに関わる3年生1名と2年生2名が、NPO法人狩留家の黒川理事長の元を訪問しました。
まずは、狩留家なすが栽培されている畑を見学させていただきました。なす畑は、オオサンショウウオがいるというきれいな川のそばにありました。若草色の狩留家なすがたくさんなっている様子を見て、学生たちは「きれいななすがいっぱい!」「こんな風になすって育つんだ!」などと話していました。
狩留家なすは、なすに葉が当たるだけで傷がつくそうで、なすが小さいうちに1つずつ丁寧に袋をかけたり、連作障害や病気の予防のために接ぎ木をされていることや、なすの重みで枝が地面につかないように枝を紐で支えていることなども教えていただきました。
【狩留家なす畑の様子~若草色の狩留家なすがたくさん実っています】
次に、獲れたての狩留家なすを試食させていただきました。狩留家なすの特徴の1つにはアクが少ないことがあるそうです。実際に試食してみると、青臭さは全くなくほのかな甘みがありました。
【獲れたてのなすを試食しました!】
続いて、狩留家なすの収穫を体験させていただきました。収穫するときには、なすのヘタの部分ではなく実のなっている枝ごと切り落とし、そのあとヘタ部分で枝から切り離します。こうすることで、苗に残っているなすにもしっかりと栄養が行き届いて大きいなすができるそうです。収穫したなすの重さを量ってみると、約350gもありました!
【狩留家なすを収穫】
収穫作業の後は、黒川理事長に狩留家なすの歴史などについて取材し、その特徴や農林水産省『特別栽培農産物』として広島県の認証を受けている野菜であることなどを詳しく説明していただきました。
学生は、今回の取材を終えて「狩留家なすについて詳しく知ることができた。狩留家なすの特徴を生かしたレシピを考案したい!」と話しています。おいしいレシピが期待できそうです。
今回取材にご対応くださいましたNPO狩留家の皆様、本当にありがとうございました。
【黒川理事長に狩留家なすについて取材しました】