• 2019.02.25
  • 人間福祉学科

幅広い進路実績を見る

 

 

『すごいと思われる支援を目指して』

 

中山友里
社会福祉法人 三篠会
障害者支援施設 白木の郷
人間福祉学科 社会福祉コース 2012年卒業

 

 

現在、障害者支援施設で働いて6年目になります。仕事をする中で、私がもっとも大切にしているのが「コミュニケーション」です。1年目は、一人ひとりの障がい特性や介助内容を覚えるのがやっとで、「はやく一人前にならなくちゃ」と必死だったということしか覚えていませんが、慣れてからは、利用者の方としっかりコミュニケーションを取ることに努め、その人が何を考えていて何を求めているのかという事をしっかり考えるようになっていきました。どうすれば、うまくコミュニケーションを取れるのか悩んでいた時に、ふと大学で学んだことを思い出しました。すぐにうまくはいきませんでしたが、今では利用者の方に「あなただから話せる、あなたは話しやすい」と言ってもらえるまでの関係を築くことができています。仕事をしていて良かったと思います。
利用者の方は、職員の様子をすごく観察されていて、変化があると気にかけてくださり、その気遣いに何度も私は助けられました。辛いことや気分が乗らない時には、一人で居るより利用者の方とお話をしているほうが落ち着き、前向きな気持ちになることができます。元気にしてもらっている分、私も利用者の方に元気を与えられ、より良い介助ができるように今後も笑顔いっぱいに頑張っていきたいと思います。また、今は法人全体で“ノーリフティングケア”に力を入れています。「持ち上げない・抱え上げない・二次障害の予防・腰痛予防」を目的としており、私の施設でも職員全体で頑張って取り組んでいるところです。今までの介助方法を変えるというのは難しいですが、みんなで声をかけながら周りに「すごい」と思われる支援員を目指していきます。
皆さん、大学での学びや出会いは今後にとても生かされていくと思います。まずはしっかり楽しんで、そこから自分の夢を見つけて、夢に向かって実りのある大学生活を送ってください。がんばってください。

 

 

 

「文教は私の原点です」

 

木曽 朱美

社会福祉法人「ゼノ」少年牧場 松永東保育所
人間福祉学科 社会福祉コース 2017年卒業
(広島県/福山市立福山高等学校)

 

 

私は現在、保育所の保育士として勤務しています。私が、広島文教女子大学の人間福祉学科を志望した理由は乳児から高齢者分野までの人の一生に関わる援助について学べることに魅力を感じたからです。
入学後、人間福祉学科では,「誰に対しても“愛情”と“敬意”を持って支援することの大切さ」を学びました。また、相談援助の授業では,「相手にとって話しやすい環境構成や、聞き方、話し方」などを学びました。現在、私は、保育士勤務2年目ですが、大学での学びを日々の保育や保護者支援に活かせるよう心がけています。
仕事では、子どもの成長が私のやりがいです。「成長する」ということは「できることが増えた」という嬉しさだけでなく、成長を待つ“もどかしさ”や“かかわりづらさ”も含んでいます。でも、“愛情”と“敬意”を持って支援することを忘れないように日々取り組んでいます。
在学中は、ダンスサークルに所属しており日々勉学とサークル活動で楽しくも、忙しい日々でした。常に高めあえる友人たち、また、個性的でなおかつ面白い先生方、たくさんの素敵な出会いがあり、私は人としても成長させてもらいました。
今度は、私がみんなから“この先生でよかった!”と思われるような保育士になることを目指します。みなさんも文教での生活を楽しんでくださいね!!