- 2024.10.11
- 人間福祉学科
介護福祉コース1年生「生活支援技術Ⅰ」の様子です!
こちらは介護福祉コース・1年生の科目名「生活支援技術Ⅰ」の様子です。
介護福祉士として介護老人保健施設での実務経験をもつ教員の指導により、様々な場面に必要とされる介護の基礎的な知識・技術を習得します。その人の尊厳の保持や自立支援、生活の豊かさの観点から、本人主体の生活が継続できるよう、根拠に基づいた介護実践を行うためグループワークやディスカッションを含めて知識・技術を習得する学修となっています。この日は高齢者疑似体験を行い、高齢者のこころとからだについて、さらに援助者として高齢者への配慮について考えました。
高齢者疑似体験セットを使用し、腰が曲がったまま歩く、ドアの開閉する、階段を昇り降りする、家庭浴槽への出入りをする、椅子の移動や受け渡しをする、シューズを脱ぐ、畳の部屋で座る、色々な筆記用具で名前を書く等、今まで何気なく行っていた動作について、これまで敬虔したことのない難しさ、しんどさを感じているようでした。
写真は軍手をはめて折り紙を折っているところです。軍手をはめると指先の感覚が鈍くなり、折り目をつける等の細かい部分の動作が難しくなります。鶴をゆっくりと時間をかけて折りました。学生は、思い通りに力を込められない難しさを感じ、高齢者のこころとからだの状態や変化を実感した様子でした。
他にも視覚障害者体験を行いました。写真にある体験セットを用いて、老人性白内障の状態となる眼鏡をかけます。サインボードについて、どの色の組み合わせだと見えやすいのか、また見えづらいと何に困ったり不便さを感じたりするのか、学生たちはこうした授業を通して、利用者理解を深めていきます。