介護福祉コース・2年生の科目名「生活支援技術Ⅲ」

  • 2025.10.15
  • 人間福祉学科

介護福祉コース・2年生の科目名「生活支援技術Ⅲ」

介護福祉コース2年生「生活支援技術Ⅲ」の様子を紹介します。

今回は、「ベッド上で行う食事の援助」として、利用者がベッドに横になったままの状況を設定し、間食としてジュースやクッキーなどを食べていただく援助を工夫しながら実施しました。

まず、介助者は利用者への体調確認や援助の内容を伝え、食べていただく際に誤嚥しないよう、また安楽な体位に整えます。特に、首が後ろに反らないよう、顎を引くように枕を調整します。

食札(間食の内容)を書き、利用者にトレーを見ていただきながらメニューの紹介、希望をお聞きして援助が始まりました。

 

 

 

今回は、ジュースを飲んでいただくためコップとストローの準備もし、ベッドに横になったままで水分等を飲むことができる「吸い飲み(吸い口がついた蓋つきの容器)」の扱い方や注意事項も学びました。吸い口を口角から入れ中央に移動させます。その後、蓋に空気穴があり、押さえて傾けるとゆっくり水分等が口のなかに流れてきます。しかし、量の調節は難しかったようです。

 

 

 

半分摂取されたところで、ベッドの上半身をあげて体勢を整え、続きの食事の介助を行いました。誤嚥などはなく、スムーズに介助が終わりました。

お互いに利用者役・介助者役となり、気づいたことや考えたこと、今後自分が配慮しなければならないことなどを、記録しました。A4用紙いっぱいに記録されており、役割を交代しながら安全・安楽に配慮し、利用者役の気持ちや状態を観察しながら援助ができたのだと思います。

4年生まで「生活支援技術」は続きますが、知識や技術、態度が身に付くよう段階的に学修をすすめていきます。

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