- 2025.07.25
- 人間福祉学科
教育ネットワーク中国・高大連携公開講座が開催されました!
人間福祉学科では、「人間福祉学科での学び(子どもの保健)」のテーマとして、90分×3コマの授業を高校生10名を対象に行いました。
「子どもの保健」は、保育士養成課程の必修科目です。厚生労働省・保育所保育指針の趣旨に即した保健活動ができるよう、子どもが健やかに成長発達することを支援する保育の考え方・ケアの方法について理解できることを目的としています。
1コマ目は「子どもの成長・発達」として、子どもの定義や区分、子どもの成長・発達の意味や生物としてのヒトの成り立ち、身体の発育、生理機能・運動機能・精神機能などの発達について講義を行いました。
特に、新生児・1歳児・6歳児の実物大パネルを用いて、その成長・発達の経過や特徴について説明しています。
2コマ目は「子どもの生活習慣(清潔)」として、子どもの成長・発達に応じた生活習慣:清潔(沐浴)に関する事項について講義を行いました。特に、新生児のモデル人形(約3000g)で抱っこの仕方、更衣を1名ずつ順番に練習し、沐浴の方法や注意事項について説明しています。1名ずつ練習が終わると、みんな笑顔で拍手がありました。
そして3コマ目は「演習:沐浴」として、人間福祉学科保育士養成課程の4年生14名の指導やサポートを受けながら、モデル人形を使用した「沐浴」について見学および実施をしました。4年生2名につき高校生2名または1名のグループに分かれて、沐浴の準備から実施・後片付けを行うとともに、沐浴後に白湯を哺乳瓶で提供する方法も説明しています。
4年生は丁寧に落ち着いて高校生へ説明や動作の確認を行い、スムーズに沐浴が終わりました。
その後は、就学前の子どもたちを対象とした「健康および安全に関連したポスター発表」を4年生が行い、高校生にも見ていただきました。同じようなテーマでも、子どもたちに伝えたいことや工夫したところは違っていて、イラストや文字などもとてもわかりやすくできていました。
少しの時間ですが、4年生と高校生が話をする時間があり、みんなとても楽しそうに過ごしていました。
「人間福祉学科での学び(子どもの保健)」の3コマの授業を受け、参加した高校生はこの分野の興味・関心が高まったのではないでしょうか。高校生の進路選択のきっかけになっていれば嬉しいです。4年生のみなさん、ご協力ありがとうございました。高校生のみなさん、ご参加いただきありがとうございました。