図書館司書の業務の一つに,「児童に対する読書のはたらきかけ」があります。この日は,前半を庄先生による講義,後半をゲスト・ティーチャーの岡先生による演習,という形で行われました。授業は,ラーニング・コモンズで貸し出されたパソコンとプロジェクターでパワー・ポイントを見ながら進められました。 ここで,学生たちの取り組みを紹介します。上記の主旨のもと,実際に児童向けの「ちらし(広報紙)」を作りました。事前連絡で,学生たちは紹介したい絵本や児童書を何冊か持参するようになっていました。ある程度,見通しをもって作業に臨めたようです。それを使ったり,岡先生が持ってこられた本を使ったりしていました。図書館3階の児童書のコーナーにもすぐ行くことができ,それを使うこともできました。机や椅子も移動可能ですから,近くの学生と相談しながら作業している光景も見られました。実際に公立図書館が作って配付している「ちらし」も数種類,展示スペースに置かれていましたので,それらを参考にして,自分なりの工夫を加えていくことができます。もちろん,iPadで情報検索もしていました。このように,ラーニング・コモンズならではの環境を生かし,学生たちもスムーズに活動できたようです。 ラーニング・コモンズを使った感想を聞くと,「開放的な雰囲気でよかった」「ふだんから使っており,複数で相談しながら作業を進めやすい」「設備や配置などはとても綺麗で勉強するのによい環境だと思う」など,おおむね好評です。 では, 最後に,でき上がった「ちらし」(案の段階のものですが)の一例を紹介します。
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