広島文教大学附属高等学校

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セブ海外研修 4日目

2025年12月12日



 午前中は、ラプラプ像がありマゼラン終焉の地として知られるマクタンシュライン付近の集落を訪問しました。
元々住んでいた場所を新住宅地の建設により立ち退かされたそうです。
水辺であるため、大雨や津波がくれば簡単に浸水し、流されてしまうとのことでした。


生徒はサンタクロースに扮して、前日に練習したクリスマスキャロルを披露し、食糧などの支援物資を寄付しました。
住民の代表の方から、フィリピンの実情やどのような支援が求められているかなどを伺い、SDGsを体験として学びました。

 その後、セブ市内の大型ショッピングモールSM SEASIDEで昼食をいただきました。





手前がハロハロ(かき氷、アイス、ゼリー、ミルク、フルーツを盛り込んだカラフルなデザート)です。
奥が鶏肉のアドボ(山口県の山賊焼きを連想させる料理)で、お店のルールでご飯のおかわりが自由でした。

今回、お店側が「長くお待たせしてしまうのでお詫びにサービスです。」ということでハロハロをいただくことができ、むしろラッキーでした。
寮の食堂では食べられない、現地ならではの料理を堪能しました。



午後からは、セブの公立博物館(SUGBU Museum)を見学し、セブの歴史や文化に触れることができました。




セブ市内の観光を終え、児童保護施設(Anya’s Home)の子どもたちとご対面です。
学校が終わった子どもたちと一緒にスラムの近くの港で清掃活動を行い、その後近くの体育館で交流し、夕食をいただきました。









 この施設をつくり、現地で支援活動を続けているAnyaさんから、

「ここにいる子どもたちとみなさんと同じ人間です。

『スラム=怖い、貧困=かわいそう』ではなく、みんな一緒だよということを広く発信してほしい。
そして、あなたならどのような支援ができるか考える機会を持ってほしいです。」

とのお話がありました。


 参加した生徒は、子どもたちとの活動を通し、貴重な体験をすることができました。
とても、疲れたと思いますが、その中で頑張っている姿はとても素敵でした。