職員だからこそできることを意識して。
就職先の一つとしてもともと教育業界には関心がありましたが、学校職員という職種について関心を持ち始めたのは、就職活動の際にその求人票を目にしてからでしょうか。教育職ではなく、いわゆる事務職として組織に属しながら教育に携わるのも面白そうと。武田学園を志望したのは、小規模な大学ながら特色ある英語教育を実践するBECCに先見の明を見たことと、教育理念に基づく学生への親身で手厚い教育を実践していたことが理由です。教育の本質部分を作ろうとしている過程が見えるようで新鮮でした。
所属部署での業務担当としては、現在は「教務」に携わり、主には時間割編成や履修に関する業務を担当しています。教務の仕事は、基本的には学内の学則や教育課程に沿って遂行していくものですが、関係法の改正や国が推進する私立大学等改革総合支援事業などの教育行政の動向や行方にも注視していく必要があります。よりよい教育環境の整備が使命ですので、既存状態を常に点検し、必要に応じて見直し、改善するというスタンスを心掛けています。
教員、職員、学生三者の関係性の中で、職員として仕事をするのはとても面白いですよ。たとえば「よい教育」ひとつを取ってみても、これは三者が一様に望むものですが、立場や環境によってその中身や尺度はさまざまで、また当然にアプローチ方法も異なります。一致と合致の違いとでもいうのでしょうか。これからもその違いを念頭に、三者にとっての「よい教育」のベクトルを最大化するために、職員だからこそできるアプローチ方法で職務に就いていきます。
一人ひとり異なる志望動機と個性を持った方々と出会い、ともに働けることにワクワクし、嬉しく楽しみで仕方ありません。皆さんが考える、教育理念「心を育て 人を育てる」の体現像、そして学園ミッション「学園生の豊かな人生の礎となる最高の教育の実現」のためにできることをぜひ聞かせてください。