一つひとつ、必要な力を確実に身につける。
ひとことで言うと「アットホーム」な雰囲気ですね。キャンパスでは、教員、職員、学生が明るく挨拶を交わし、会話を楽しんでいる光景をよく見ますし、理事長もよくフランクに皆にお声掛けをされています。また、放課後や休日には、教員と職員がともにテニスやバドミントンなどで汗を流すこともあります。総合支援課の職員としては、こういう校風の下で互いの関係性が築けていることで、とても仕事がやりやすい場面が多くあります。
理事会運営、科学研究費助成事業、非常勤講師委嘱に関する業務を主に担当しています。学園経営に関する重要事項の審議や決定を司る会議や公的補助金の申請、人事や労働契約に関わる内容となるため、どの業務もミスは許されません。正確性はもちろん、期限がある中で滞りなく業務を遂行していくために、取り組むことの優先順位をよく考え、段取りよく準備し、確認を重ねながら任務に当たっています。大変さの分だけ、大きな達成感とやりがいがあります。
スプレッドシートなどのツールを活用して、課内の職員間で仕事の進捗や情報を可視化し、共有するようにしています。一般的に、仕事は属人化する傾向にあります。担当者の経験値が高まることにより仕事の精度が上がることもありますが、他の業務への無関心を生んでしまったり、チェック機能が働きにくくなったり、業務の引き継ぎに支障を来すなどの弊害もあり、組織として機能不全やパフォーマンスの低下を招くことも考えられるので、その対策です。
論理的な思考力、読み解く力、質問する力など、業務遂行に必要な力については挙げればきりがありませんが、どの力も実際に運用できるレベルまで昇華させておく必要があると思います。そして何より前提として、基礎や基本のほか、正しい情報を正しく理解しておくことが重要です。知っておくべき内容に齟齬があると、仕事の精度が下がり、成果物としての仕事の価値まで下げてしまいます。必要とされる力を見極め、一つひとつ確実にその力をつけていく力こそ、一番必要な力と言えるのかもしれませんね。