2017年4月 3日
平成29年度入学式 学長式辞

 平成29年度広島文教女子大学並びに広島文教女子大学大学院の入学式は、新入生とその門出を祝福する来賓、保護者、教職員、在学生でいっぱいになった本学体育館にて、盛大に行われました。

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 森下 要治 学長の式辞は、本学の成り立ちから始まり、創設者によってつくられた3か条の「学園訓」と「心を育て 人を育てる」という教育理念を紹介されました。そして、大学教育の質的転換を目指す本学の取り組みについて触れ、自律的かつ能動的な事前・事後学修の場として用意されたBECCやラーニング・コモンズ等の学修施設の利用を推奨されました。

 そのあと、本年度の式辞のメインテーマである「言葉の能力を養う」について、そして学園歌に込められた創設者の精神へとつながっていきました。では、最後に、式辞の締めくくりの部分を紹介します。


 本学の一日は、朝9時に学内に流れる学園の歌、学園歌で始まります。創設者が作詞した学園歌の歌詞はお手元の式次第の中面にありますから、ご覧ください。その2番の歌詞に「行学一如」という言葉があります。「行学」とは古くは仏道修行の場で用いられた言葉です。鎌倉時代の『平家物語』にも用例があり、もとは、教えを実践的に修得することを意味した言葉です。「実践的な修得」とはまさに学園の教育の伝統と響きあうものですが、創設者は「行学」のあとに「一如」と続けることでこの意味をさらに広げ、一つひとつの行いそのものが学びとなっているという、学修者の理想の姿を表わす言葉にまで高めています。

 また学園歌3番の歌詞には、「松の操」という言葉も選ばれています。有名な『南総里見八犬伝』にも用いられた言葉で、春夏秋冬、季節が変わっても鮮やかな緑色を失わない松の木のように、末永く栄える学園の姿を歌っています。この学園の弥栄は、学生と教職員が手を携えて取り組む誠実な教育によって実現されるべきものではないでしょうか。

 学園歌が流れる朝9時よりもずっと早い時間、このキャンパス内の各所にはすでに灯りがともり、学修に勤しむ先輩たちの姿があります。授業後も遅くまで学修を続ける先輩たちが大勢います。学園歌の精神は、誰が命ずるともなく、自然に先輩たちに受け継がれているのです。われわれ教職員も新入生の皆さんとともに、この育心育人教育の伝統を引き継ぎながら、これをさらに発展させ、「教育力の文教」の名にふさわしい大学の未来を築いていきたいと思います。

 最後になりましたが、これから始まる大学生活が、皆さんの人生の礎としての大切な日々になることを祈念し、式辞といたします。

 改めて、皆さん、ようこそ広島文教女子大学へ。


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