2016年4月 2日
平成28年度入学式 学長式辞

 満開の桜のもと、平成28年度広島文教女子大学並びに広島文教女子大学大学院の入学式は、新入生とその門出を祝福する来賓、保護者、教職員、在学生でいっぱいになった本学体育館にて、盛大に行われました。

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 角重 始 学長の式辞は、本学の成り立ちから始まり、創設者によってつくられた3か条の「学園訓」と「心を育て 人を育てる」という教育理念を紹介されました。そして、大学教育の質的転換を目指す本学の取り組みについて触れ、自律的かつ能動的な事前・事後学修の場として用意されたBECCやラーニング・コモンズ等の学修施設の利用を推奨されました。

 そのあと、本年度の式辞のメインテーマである「言葉の能力を養う」について、そして入学にあたってのエールへとつながっていきました。では、最後に、式辞の締めくくりの部分を紹介します。


 皆さんは本学のアドミッション・ポリシーをご存知でしょうか。アドミッション・ポリシーとは、大学が求める人材像のことを指します。本学の2016年度の学生募集要項の最初のページに掲載されているアドミッション・ポリシーは、「心を育て 人を育てる」という教育理念についての理解と併せて、「本学での学習を実りあるものとするために、高等学校等における学習に積極的に取り組んだ人」を求めるとしています。
 各学科のアドミッション・ポリシーは、専門科目を学ぶ上で必要とされる教科名を挙げているところもありますが、人間科学部全体で言えば、「国語をはじめとする」学習ということを想定しています。
 今の若い人たちは、コミュニケーション能力が高いというのを、その場の流れに合わせることが上手にできることだと誤解している向きがあります。急速に広がったインターネットの影響から、若者はネットによって繋がれたコミュニティーごとに、違う自分を演じているせいではないかと、指摘する専門家もいます。もちろん、これは若者だけの問題ではなく、日本人全体に言えることかもしれません。コミュニケーション能力とは、面と向かって自分の考えを話したり、相手の意見をしっかり聴いて、建設的な議論を深めていく力を指します。こうした能力は民主主義の基本であり、今年から選挙権年齢が18歳に引き下げられることからしても、ますます重要になってきます。そのためには、できるだけ多くの本を読み、〈言葉の能力〉を養っていく必要があります。あらゆる専門分野の学びの基礎をなすのは、国語力です。それがアドミッション・ポリシーに込められた、本学のメッセージだということを覚えておいてください。

 平成26年度には、学園と大学のミッションが一新されました。従来のミッションが学園訓に倣って3ヵ条であったのに対し、新しく制定された大学ミッションはよりシンプルに、次のような文言になりました。
  
 わたしたちは、質の高い教育ときめ細かな支援で学生一人ひとりの成長を後押しし、社会に役立つ人材を育成します。

 広島文教女子大学は、学生の「豊かな人生の礎となる最高の教育」を通して、「社会に役立つ人材」の育成を目指しています。新入生の皆さんとともに、「育心育人」教育の伝統を引き継ぎながら、これをさらに発展させ、「教育力の文教」の名にふさわしい大学の未来を築いていきたいと思います。
 最後になりましたが、これから始まる大学生活が、皆さんにとってかけがえのない素晴らしい青春の日々となることを祈念し、式辞といたします。


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