広島文教女子大学附属高等学校 オフィシャルブログ

ムッシュ吉村のそこ知り⑮ 墓参りは感謝の場

⑮墓参りは感謝の場

いよいよ、今年も盆休みに突入します。数日間まとまったお休みがある方も多いと思います。山や海のレジャーに、国内旅行に、帰省に、もしかすると、海外へという方もいるでしょう。皆さん、お墓参りに行かれますか?ムッシュは家族とお参りする予定です。1年のうち、お盆と正月には欠かさず行くようにしています。

お墓は、大切だった亡き人やご先祖さまを供養するところです。故人との縁に想いを馳せ、偲び、語りかけることができる場所だそうです。宗教家の方のお話では、祈りの象徴であると同時に、お参りする人にとっては精神的な拠りどころであり、連綿と受け継がれてきた命のつながりを身近に感じさせてくれるところだそうです。つまり、お墓参りをして先祖供養をすることは、自分をあらしめてくれた全ての人に感謝するということになるんですって。

かつてお墓は、集落の近くの山あいや、一族の屋敷のすぐ隣などにあったことから、人々にとってお墓参りは日常の生活の一部であったそうです。それが時代とともに生活から切り離され、仕事が忙しいとか、お墓が遠いのでそうそう行けないとか、年に数回行くお墓参りに変わってきました。

現在、お墓参りの時期として一般に行われるのは、春秋のお彼岸、お盆、故人の命日、正月などだそうです。しかし、お墓参りには先祖の冥福を祈るという意味だけでなく、一人ひとりが先祖より与えられた命であることに気づき、感謝し、家族の幸せを祈るという意味が込められているそうです。「希望の大学に合格した」「就職が決まった」「結婚が決まった」というような人生の節目節目に、報告を兼ね家族揃ってお参りし、喜びを分かち合うようにされている方も多いと思われます。ムッシュもそうしています。

お墓参りは、日本に限らず世界共通の「故人を供養する」方法です。英語ではお墓参りを「visit a grave」、フランス語で「visite à une tombe」、ドイツ語で「ein Grab besuchen」、中国語で「扫墓」、ロシア語で「Посетить могилу」と表記します。ご先祖さまに感謝するという思いはグローバルなんですね。お墓の有り様やスタイルも時代とともに変わってきています。都会に住んでいる人など遠方の方などが利用されているそうですが、墓参りの代行やインターネット中継での墓参りもあるようです。お墓参りは、押し付けられて強制的に行くものではないと思います。大事なのは、ご先祖さまに、亡くなられた方に、脈々とつながっている命に、感謝することなんだと、ムッシュは、お盆を前に、感慨深い思いに駆られています。

2019年8月

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